主婦版『ブレイキング・バッド』として人気を集めていた米NBCの『グッドガールズ：崖っぷちの女たち』。シーズン4で打ち切りとなった本作だが、今年5月には暫定的にシーズン5への更新が決まっていたという。では、なぜキャンセルされてしまったのだろうか？　米TV Lineが報じている。

今年5月に、NBCが『グッドガールズ』をファイナルとなるシーズン5へ更新する計画を非公式に進めているとの噂が広まっていた。そして、シリーズに主演するクリスティナ・ヘンドリックス（ベス役）とレタ（ルビー役）、メイ・ホイットマン（アニー役）が、8話に減らされたファイナルシーズンに出演するため出演料の減額に同意し、2022年春に撮影が開始されると一時的に決まっていた。

しかし、それから1カ月ほどでシリーズがキャンセルされた。珍しい話ではないが予算が問題だったよう。NBCの情報提供者は、「私たちは『グッドガールズ』をもう1シーズン製作して、物語を締めくくりたいと思っていました。ですが、残念ながら財務を上手く機能させることができなかったのです」と語っていた。

一方で複数の情報筋が明かしたのは、レギュラーとして出演しているリオ役のマニー・モンタナとの出演交渉が難航したこと。また、ファンのなかには、マニーとベス役のクリスティナの不仲も関係しているのではないかと推測する人もいたようだ。二人の不仲はハリウッドでは誰もが知っている秘密だと言われており、インタビューやイベントなどで、お互いに対する冷ややかなコメントや態度など話題になっていた。よって、シリーズのキャンセルには視聴率の低下や予算以外にも、様々な要素が絡み合っていたのではと考えられそうだ。

キャンセルの発表後にアニー役のメイは、「悲しくて混乱している。キャスト仲間が大好きよ。アニーを演じられて楽しかったし、私たちを応援してくれたみんなに永遠に感謝する」とコメントしていた。

ファイナルとなる『グッドガールズ：崖っぷちの女たち』シーズン4の最終話は2時間構成となり、NBCにて7月22日（木）に放送予定。（海外ドラマNAVI）

Photo:『グッドガールズ：崖っぷちの女たち』