パセリ、ニラ、クレソン、パクチー、木の芽、三つ葉、セリ、フキなどといった、今が旬の香味野菜。クイズを交えながら、管理栄養士で野菜ソムリエの中沢るみさんに、香味野菜の栄養効果がより期待できる活用法を教えていただいた。
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■美肌効果に期待！パセリの食べ方
三番町ごきげんクリニック 澤登雅一先生によると、パセリは、ベータカロテン、ビタミンCの含有量が野菜の中でもトップクラス。美肌効果が期待できるという。
Q.美肌効果がより期待できる食べ方は？
A.肉＋パセリ B.パスタ＋パセリ
正解は、A.の肉＋パセリ。
「パセリは野菜の中でもビタミンCの含有量がトップクラスで、このビタミンCとお肉のタンパク質が組み合わさることで、コラーゲンの生成が促されます」と中沢さん。澤登先生によると、コラーゲンが体内で作られることで皮膚の新陳代謝が期待されるそう。
中沢さんおすすめのメニューは「パセリオムレツ」。
「たまごにもタンパク質が含まれるため、パセリと合わせることで美肌効果が期待できるコラーゲンの生成を促します。簡単に作れて、パセリがたくさんとれるのが、この料理のポイントです」と中沢さん。
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■疲労回復に期待！ニラの食べ方
澤登先生によると、ニラは香り成分・アリインにより疲労回復を助ける効果が期待できるという。
Q.ニラの疲労回復を助ける効果がより期待できるのはどちら？
A.ニラの根元 B.ニラの葉先
正解は、A.のニラの根元。
「ニラには、アリインと呼ばれる香り成分が含まれていて、疲労回復効果のあるビタミンB1の吸収を助ける働きがあります。このアリインは根元に多く含まれ、その含有量は葉先の約4倍です」と中沢さん。
アリインを効果的にとるには、切り方が重要になってくるそう。「細かく切ることで、細胞が壊れて化学反応が起き、アリインはビタミンB1の吸収率をより高めてくれる成分に変化します」という。
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そのニラの根元を使ったおすすめ疲労回復メニューは「カツオのたたきニラじょうゆがけ」。
「ニラをしょうゆに入れて半日置いたら、ニラじょうゆの完成。それをカツオのたたきにかけることで、カツオのビタミンB1とニラのアリインが合わさり、効果が期待できます」と中沢さん。
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また、中沢さんによると、葉先については細かく切るのは避けた方がよいとのこと。ニラの葉先は、根元と比べてアリインは少ないがビタミン類が豊富。そのビタミン類は細かく切ると流れ出てしまうためざく切りがよいということだ。
■血行促進・冷え性予防・肩こり予防に期待！クレソンの食べ方
米CDC（疾病予防管理センター）が、野菜や果物に含まれる健康に必要な17種類の栄養素について調べた結果、栄養素が満遍なく、かつ大量に含まれていることがわかったクレソン。
クレソンは、辛味成分・シニグリンが血行を促進し、それにより冷え性予防・肩こり予防が期待できると澤登先生。
Q.血行促進・冷え性予防・肩こり予防を期待するならどちら？
A.クレソンのサラダ B.クレソンのソテー
正解は、A.のクレソンのサラダ。
「シニグリンは加熱調理することで効果が弱まるためサラダで食べるのがおすすめです」と中沢さん。おすすめのメニューは、「クレソンと新タマネギのサラダ」。
「この時期おいしいタマネギには、血液をサラサラにすると言われる硫化アリルが含まれていて、クレソンに含まれるシニグリンとの相乗効果が期待できます」とのこと。
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※記事の内容は放送時のものです。 気分がアガる 生活情報をお届けする情報番組「バゲット」。毎週月曜日〜木曜日 朝10:25〜11:30 日本テレビほかネット局にて放送中。
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