夏より重症化しやすい?冬の「かくれ脱水」に注意!対策を医師が解説

取得元:https://dogatch.jp/news/ntv/ntvtopics_92712/detail/

2月2日(火)日本テレビほかで放送の「バゲット」では、冬の「かくれ脱水」対策を特集。

「かくれ脱水」とは、脱水症の一歩手前の状態。実は、冬は空気が乾燥して体の水分が失われ知らぬ間に脱水状態になりがちだという。「夏よりも、冬のかくれ脱水は危険だと言えます。冷えや頭痛を悪化させ、免疫機能を低下させる恐れもあります」と、工藤内科 副院長 の工藤孝文医師。

今回は、放っておくと怖い冬の「かくれ脱水」と、その簡単な対策を工藤先生に教えていただいた。

◾️「かくれ脱水」になっているかチェック

実は冬の「かくれ脱水」は、夏より重症化しやすいそう、その理由を工藤先生に聞くと「冬のかくれ脱水は夏ほど明確なサインがなく気づきにくいので、放置しがちです。長く放置すると、便秘や頭痛などが進行し、さらに重症化する恐れがあります」という。


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「かくれ脱水」になっているかは、以下の項目をチェック。工藤先生によると、1つでも当てはまっていたら可能性があるそう。

・お肌の乾燥がひどくなった
・むくみがひどくなった
・手の甲をつまみ上げて離した後に、痕が3秒以上残る
・便秘になった、または便秘が悪化した
・集中できずイライラしがち


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◾️マスクや暖房のつけっぱなしが原因にも

「かくれ脱水」は、「マスクのつけっぱなし」「暖房のつけっぱなし」という点も原因となるそう。

・マスクのつけっぱなし

「マスクをしていると口の中が潤っているので、のどの渇きに気付きにくくなります。しかも、人前でマスクを外しにくいなどの理由から水分補給を怠ってしまい、かくれ脱水になる人が多いのです」と工藤先生。

・暖房のつけっぱなし

「暖房がきいた部屋に長時間いると、空気がさらに乾燥して、皮膚や吐く息から水分が一層失われやすくなります。さらに、汗をかいても気づきにくく、よりかくれ脱水が進んでしまいます」という工藤先生によると、体の水分は何もしていなくても1日約900mlが蒸発。その上、加湿器をつけず暖房をつけっぱなしにした部屋にいると、乾燥が進んで体からさらに水分が失われてしまうそう。

また、暖房で汗をかいているのに、厚着によって気付かないということも。

実はこの冬にかく汗というのが要注意だという。「冬にかく汗は、夏よりも多くのミネラルを含んでいます。つまり冬は汗をかくと体に必要なミネラルが失われるので、様々な体調不良を起こしやすくなってしまいます」と工藤先生。

工藤先生は「かくれ脱水」のリスクについても解説。以下のようなものがあるという。

・消化機能の低下

「水分やミネラルが失われると胃や腸の働き、消化機能が悪くなります。そのため、食欲が落ちたり、便秘がちになったりします」

・血行不良

「体の水分が不足すると血流が悪くなって冷えや頭痛が悪化したり、老廃物が排泄されなくなり、むくみを起こします。また、深刻化すると血液がドロドロになって血栓ができやすくなり、脳梗塞や心筋梗塞を引き起こす恐れがあります」

・免疫力の低下

「体の水分が不足すると、のどや鼻の粘膜が乾燥して機能が低下するため、ウイルスや細菌に感染しやすくなります。すると、風邪を引きやすくなったり、肺炎にかかりやすくなったりします」

◾️「かくれ脱水」の対策法2つ

続いて工藤先生から教えていただいたのは、すぐ出来る「かくれ脱水」対策。

・水分補給の効果的な方法

「のどが渇いたと感じてから水分を補給するのは遅いです。のどの渇きを感じた時は、すでに脱水が進行している状態なのです。のどが渇いていなくても、ちょこちょこ飲むのが重要です」という。

具体的には、90分おきを目安にして、マグカップ1杯程度=約250mlの水分を補給すると良い。「夏場よりも多めの水分を補給するのがポイントです」と工藤先生。

飲むものは、できる限り常温の水が良く、さらには塩分などを含む経口補水液がオススメだそうです。また、「コーヒーなどカフェインが入った飲み物を飲みすぎるのは避けてください。カフェインには利尿作用があるので、とりすぎると逆効果になります」という。


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水分を多く取るとむくむ?と心配しがちだか、実はこれは間違いだと工藤先生。水分をしっかりとった方が、老廃物が排泄されやすくなり、むくみにくくなるそう。

・キウイに塩をまぶして「食べる点滴」

これはキウイに塩をかけて食べるというもの。「キウイには、点滴の成分である、糖質、カリウム、マグネシウムが含まれています。そこに塩分を加えると、脱水で失われた成分を補給できる『食べる点滴』ともいえる食品になります」と工藤先生。

作り方は、キウイ1個を半分に切って塩をまぶすだけ。塩の分量は、キウイ1個に、指で軽くひとつまみ=0.5g程度でOK。

「夕食の時など、夜にキウイ2個分を食べると効果が期待できます。暖房が効いた室内に長くいた日などは意識して食べるようにしましょう」とのことだ。


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※記事の内容は放送時のものです。 気分がアガる 生活情報をお届けする情報番組「バゲット」。毎週月曜日〜木曜日 朝10:25〜11:30 日本テレビほかネット局にて放送中。
バゲット公式サイト https://www.ntv.co.jp/baguette/
バゲット公式ツイッター https://twitter.com/baguette_ntv
 

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