不慮の事故で眠ってしまった娘・望美（柴咲コウ）を25年間献身的に介護し、奇跡的に目覚めさせた、母・多恵役を演じた鈴木保奈美。笑わない鉄仮面のような表情が多かった劇中とは対照的なホッとしたやわらかな表情と満面の笑みで、ついにクランクアップを迎えた。
スタッフからのオールアップの声が聞こえた瞬間、大きくお辞儀をした後、両手をあげて喜びをいっぱいに表した鈴木。
このドラマへの出演が決まった時、「大好きなドラマがいくつもある、遊川作品。お話をいただいたときは本当にうれしかったのです。が、観ると演るとは大違い。大変です。自分を鍛え直す場を与えられたことに感謝して、まっさらな気持ちで挑みます。」と気持ちを語っていたが、クランクアップ後の第一声もやはり、「大変でした。」（笑）という一言。
「一番初めに日本テレビでリハーサルを行った日、大きく落ち込んで帰りました。どうしよう、これは大変だと思って、たくさん考えた3か月でした。最後まで辿りつけたのかどうか、でもなんとか対岸まできたかなーと。それもこれもスタッフ、共演者のみなさまのおかげです。ありがとうございました。」「そして何より、望美（柴咲コウ）ちゃんは、体力的にも、精神的にも、本当に大変な役だったと思います。彼女の頑張る姿を見て、私もとても勉強になりました」と語った。
「この大変な年に、ものスゴイ作品に参加することができました。みなさまに感謝します。ご縁に感謝します。ありがとうございました」と締めくくった。難役を演じ切り、晴れ晴れとした表情の鈴木に、スタッフからは鳴り止まない温かい拍手が…。
先週、家族に「愛してる」の言葉を残して息を引き取った母・多恵。果たして最終回、どのような形で姿を見せてくれるのか？
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