2020年4月よりスタートした動画配信プラットフォーム「TELASA(テラサ)」では、同番組の厳選回が配信されています。 本記事では、「TELASA」ほかで配信されている厳選回の中から、「山形県 瀬見温泉、白布温泉を巡る旅」(2018年1月放送)の一部を紹介。(※記事内の情報は、番組が放送された当時のものに沿っています)
長い自粛期間が続き、温泉はもちろん旅行意欲が高まる今、まずは動画で温泉の気分を味わってみては?
◆落差3メートル、名物の“滝風呂”
ロケが行われたのは、冬のこと。“旅人”の吉山りささんが訪れたのは、山形県米沢市。ここは、県内屈指の名湯の宝庫として知られる場所となっています。
街の南にそびえるのは、吾妻連峰。その中腹、標高約900メートルのところに湧くのが、白布(しらぶ)温泉です。温泉街の中心に建つ旅館「東屋」(ひがしや)を訪れました。室町時代には発見されていたという白布温泉。東屋はそれ以来およそ700年ものあいだ、ここの開湯宿としてそのお湯を守り続けてきました。まずは、天井までの高さがじつに10メートルという、開放感ある吹き抜けの大浴場へ。
カルシウム成分を多く含む源泉がかけ流しで注がれており、透明なお湯には見事に“湯の花”が舞っています。
400年前から使われているという花崗岩の湯船は、上杉や伊達といった戦国の武将たちも入ったとか。歴史にも“浸れる”というわけですね。こちらは、山からひいた源泉の流れをそのまま活かしたという“滝風呂”。3メートルの落差があり、宿の名物となっています。700年前の創業当時のかたちを引き継いでいるそう。古の武将たちも、こうしてコリをほぐしたのでしょうか?
◆大きな石を“手彫り”でくりぬいた湯船
山肌が目の前に広がり、真冬には壮大な“雪見風呂”が楽しめるという岩づくりの露天風呂を楽しんだ後は、贅沢な貸切風呂へ。“石の湯”と名付けられた東屋の貸切風呂。こちらも源泉かけ流しとなっており、入る前には大きな湯もみ板で温度を調節します。 5年の歳月をかけ、庭の大きな石を“手彫り”でくりぬいたという湯船。この先、長く宿の名物として親しまれていくことでしょう。
いくつもの時代を超えて守り継がれてきたお湯。誰かに教えたくなる、まさに名湯です。※配信情報:『秘湯ロマン』
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