『坂上どうぶつ王国』では、MCの坂上忍がポケットマネーで千葉県に広大な土地を購入。理想のどうぶつ王国を建設しようと計画していた。しかし、その土地の3分の2を占めるのが巨大な池。3月6日の同番組の放送では、池の水を抜かずに生態調査を行ったものの、大苦戦。しかも水が濁りすぎていて、生物が生息するのが困難な環境であることも判明し、専門家からは「池の水を全部抜いて、池干しを」とアドバイスを受けていた。
「池の水を抜く」といえばテレビ東京！ 坂上は、「この土地に決めようと思った時に、4500坪のうち3分の2が池ですからね、こりゃ大変だぞと。でもこの土地がいいんだと思った時に、僕の頭には、『池の水』という番組名と、(『池の水』の）伊藤（隆行）プロデューサーの顔が思い浮かんだ」 と話し、後日、伊藤Pに 「局の垣根って必要ですか!?」と直談判したという。
こうして、局を超えたコラボが実現することに。MCの田村淳（ロンドンブーツ1号2号）と田中直樹（ココリコ）らは、坂上とサンドウィッチマンが待つどうぶつ王国の建設予定地へと向かう。他局に依頼するという前代未聞のコラボで一体何が起きるのか、注目が集まる。
＜伊藤隆行プロデューサー コメント＞
「池の水、抜いてください！」
とある居酒屋で、いつになく神妙な面持ちで坂上忍さんが言いました。
現状、テレビ東京で仕事をご一緒していない坂上さん。この日は気楽な会のはずが……。
「敷地のほとんどが池なんだよね。4000坪以上ある。中に何がいるのか？ どうしたらキレイになるのか？ 何にもわからなくて困っちゃって……」
坂上さんが動物たちのために購入した土地。夢を実現するためにこの池の生態調査をしてキレイにしたい。
真剣な依頼だった。緊急SOSだった。即答しました。
「やります」
当然、私もこれがフジテレビ『坂上どうぶつ王国』で追っかけている物件であることは知っていました。
“普通ありえない”依頼に即答した後、ふと思ったのです。
なぜ他局の番組とコラボするのが“普通ありえない”のか？
テレビが迎えた時代の変化。
「面白いとは何か？」はどんどん変わる。
テレビ東京への依頼者はフジテレビ。聞いたことが無いから面白い！
勝手な“ありえない”を壊すいいチャンスが来ました。
ロケ当日……「ギャ〜〜！」
池は坂上さんの大きな悲鳴につつまれたとさ。
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