東京、築地本願寺の敷地内にあるカフェには、開店の8時前には朝食を目当てに60人近い行列ができます。
外食企業のプロントコーポレーションが2017年から敷地内でカフェを運営しています。
カフェで人気なのは精進料理をモチーフにした「18品の朝ごはん」。1日110食限定です。
おかゆにみそ汁、それに16品の小鉢がつきます。地元・築地の名店からも3品、メニューに取り入れています。
元々は、朝の法要に来た人向けに朝食を充実させたそうですが、SNSなどを通じて人気になったそうです。
カフェの営業は夜9時まで、時間に応じてスイーツなども楽しめます。隣には寺のオフィシャルショップもあり、ろうそくや線香などに加えてオリジナルの土産も販売しています。
こうした施設づくりを含め、「開かれた寺」へ改革を進めているのが安永雄玄宗務長です。
安永さんは、「墓と葬儀をやるのが寺の仕事と考えている時代ではない」と言います。
安永さんは銀行員やヘッドハンターを経て50歳で仏門に入った異色の経歴の持ち主です。ビジネスマンの経験を生かして現代社会にあった寺のあり方を模索しています。
『並んででも食べたい「寺の朝カフェ」』動画はこちら
この映像と記事はテレビ東京「ワールドビジネスサテライト」(2019年11月4日放送)の内容を配信用に再構成したものです。
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(C)テレビ東京
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