【天海祐希インタビュー】「トップナイフ」天才医師たちの神の技術と人間の苦悩・葛藤を描くリアル・ドクターストーリー

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日本テレビ系2020年1月11日スタートの新土曜ドラマ「トップナイフ-天才脳外科医の条件-」。主演・天海祐希、脚本・林宏司、演出・大塚恭司という最強ヒットメーカーが集結!外科医の中でも一握りの「手術の天才」が集う脳外科を舞台に、常に完璧を求められ、手術はすべて成功して当たり前という最高の医師(トップナイフ)たちの苦悩と葛藤を描く物語。

東都総合病院で“女帝”と名高い脳神経外科医・深山瑤子役を演じる天海さんにインタビュー。「脳外科医」に抱くイメージとは? また、本作のために「思いっきり切った」というヘアスタイルの秘話のほか、個性豊かなキャスト陣とのエピソードも飛び出しました。


―脳外科医にはどんなイメージをお持ちですか?
私、脳外科の先生には本当にお目にかかる機会がなかったんです。脳の働きや脳の持ちうる動きみたいなものって、今のお医者さんたちでもすべて分かってるわけじゃない。だから、“未知のものに対して立ち向かっている人たち”というイメージです。深山さんが脳外科医について説明する言葉があるんですけど、『普通の外科医は床に置かれた10センチ幅の板を歩く、でも脳外科医はビルの上に同じ板を渡してそこを歩く』と。これは深山さんの例えですけど、それくらいの覚悟を持っている方たちじゃないかなと。多少指を切ったとしたら再生するけど、一度脳を損傷してしまうといろんな機能が失われる。その“一発でダメ”っていう恐ろしいところ、細~いところをずっと歩いてる方たちというイメージがありますね。

―演じる深山については、どう捉えていますか?
こういう風にこの役の人を受け止めていますっていうとそれが正解になってしまうし、見る方にイメージを与えすぎてしまう、それはすごく嫌なのでアバウトになりますが。今回、天才外科医が自称も含めて何人か出てくるんですけど(笑)、その道の天才と言われる方って、その分野のことに対してはもう誰よりも秀でているけれども、一般的に考えるとちょっと足りないところとか、欠けているところも少々見受けられるときがあるじゃないですか。それがこのドラマの天才たちにも必ずあって、深山さんの場合は目で見えるものとしては、家庭と子どもを捨ててそこよりも仕事という選択をしている。

野望もあるし、次のトップナイフ(※劇中に登場する架空の賞)は私だと思っている人で、彼女のせいで医局のお医者さんや看護師さんが多々辞めているので、冷たいし厳しいんだろうなというのがなんとなく分かるんです(笑)。でも、そういった部分にも私なりにちゃんと理由をつけて考えていて、『こういう毎日を送っているからこうなんだろうな』っていうのは、いま外枠を作り出しています。この髪型も切ったばかりなんですけど、ものすごく思いっきり切りました。

―思い切り髪を切るにあたって、イメージされたことは?
思いっきり切りたいのは随分前からあったんですが、すごく気に入っています。深山さんは、余計なことに時間と無駄な労力を使いたくない人でしょうから。一番大事なのは病気と向き合う事、患者さんを助けることなんですよね。起き抜けにそのまま来られるとか、仮眠をとっていてもそのまま出られるということを考えて、そこからヘアメイクさんと一緒に、『あんまり手をかけて整ってるようなのはやめよう』っていう話になって。バッサバサでもどうにか形になる方がいいんじゃないかと、そこから詰めていきました。とても気に入っているし、とてもラクな髪型です(笑)。



―ドラマの脚本を読んだ感想を教えてください。
すごく面白かったです。林さんがお書きになる医療ものでしたし、林さんは前に「BOSS」や「離婚弁護士」でご一緒させていただいていますが、笑いのセンスも素敵でクスッとしてしまう。それでいて締めるところはガッと締めて、ダーッと走らせるところは走らせる、その緩急がとても好きで、『わぁ~面白いな』と思って読ませていただきました。林さんとまたこうやってお仕事させていただけるのはすごく嬉しいですし、楽しみですね。

―林さんは構想段階から、天海さんをイメージして書かれたそうですね。
嬉しいですよね、そんなこと言っていただけるなんて。連続ドラマをやらせていただく初期の頃に林さんとご一緒して、私の人となりとかお芝居などよくご存じなので、『そこから変わってないね』と思われないよう、今の林さんの脚本で今の私で成長加減が見えたらいいなと。構想の段階で“天海祐希”と思っていただけたっていうのは、こんなに役者冥利に尽きることはないので、それに応えられるように頑張りたいなと思っています。

―演出の大塚さんとも久々のタッグとなります。
「演歌の女王」以来ですね。大塚さんはとても口数は少ないんですが、ジャッジを任せられる本当に信頼できる演出家さんなので、とても嬉しいです。年齢が上がっていくとだんだん指摘してもらえなくなってくる、それは私にとっても怖いことですし、言われないからいいと思ってはいけないっていつも思うんです。もちろん間違っていたら皆さん『こういう風に言ってみてください』、『このタイミングでお願いします』って言ってくださるんですが、何も言われないからいいのかっていう感じではなく、『大塚さんが何も言わないんだからこれで良かったんだな』と素直に思える方なので、安心して暴走しながら、身を引き締めて頑張りたいですね。



―共演者の皆さんについてはいかがですか?
三浦(友和)さんや椎名(桔平)さんは以前にご一緒させていただけたこともありまして、あれからもう何年も経ちましたが、『こんな風に頑張ってます』という姿を見ていただけたらいいなと。何年かぶりにまたお芝居させていただくのはものすごく楽しみです。永山(絢斗)くん、広瀬(アリス)さんは初めてですが、やっぱり才能あふれるキラキラしたものをお持ちのお二人なので、そのキラキラをちゃんと浴びたいなと思います。古川(雄大)くんは、舞台から映像のお芝居にいくのはご苦労なさっただろうし、私も舞台出身なので自分で学ばなければいけないところがたくさんあったんです。今回も彼にとって学ぶことができる現場だといいなと思うし、何かアドバイスできることがあったらお話もできたらいいですね。

―これからの撮影が楽しみですね。
もう随分コミュニケーションもとれていると思っていて。一度、監督やプロデューサーさんとお話させていただいた時に、それぞれが台本を読んだ率直な意見を交換できたり、一つひとつの役について話しもできたりして、すごくよかったなと。みんな、なんかいい感じに自由で、いい感じに変わっていて(笑)。そんな皆さんとタッグを組んで「トップナイフ」というドラマを作れるんだなと思うとすごく楽しみです。作品を作るという点ではものすごく連携して協力し合える人たち、でも物語の中では個人プレーがきちんとできる人たちだなと思っていて。それをうまーく、三浦さんがヒュッヒュッて引っ張ってくださると思います(笑)。


「トップナイフ-天才脳外科医の条件-」公式サイト
https://www.ntv.co.jp/topknife/

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