普遍的な愛の尊さを切なくも温かく綴り、日本中を感涙させたファンタジー恋愛小説「いま、会いにゆきます」。2003年に発刊され、翌年公開の映画も興行収入48億円の大ヒットとなった、あのベストセラー作品を生み出したのが恋愛小説家・市川拓司。発達障害を抱え、社会生活で数々の困難に直面しながらも、この傾いた個性があったからこそ強くなり、小説家になれたという。さらに、彼がさまざまな苦難を乗り越えていく上で絶対になくてはならない存在――それが高校時代に出会って以来ずっと支え続けてくれた妻だった。
本作は、そんな市川夫婦が実際に育んできた愛のかたちを基に、発達障害を抱える夫と、彼に寄り添い続ける妻の純愛物語を描くスペシャルドラマ。
前編で、発達障害を抱える小説家・伊佐山ジン(瀬戸)は、フランスの出版社から、現地での講演会と取材の依頼メールが送られてくる。ずっと前に優美が素敵だと言っていた名所モン・サン・ミッシェルにも行くことができると知り、笑顔をのぞかせるジン。だが、遠く離れたフランスへ行くには飛行機に乗らなければならない。轟音と共に飛ぶ飛行機を想像した瞬間、ジンは極度の息苦しさを覚えて倒れてしまい……。
<後編あらすじ>
発達障害を抱える恋愛小説家・伊佐山ジン(瀬戸)は、愛する妻・優美(上野)を憧れのモン・サン・ミッシェルに連れて行きたいという思いから、フランスでの講演会依頼を快諾。しかし、やはり自分には飛行機での移動は難しいことを痛感し、ジンの心は自責の念に駆られ、なかなか晴れない。そんな彼を見て、優美の心にもまた、もやがかかり……。
その矢先、優美のもとに高校時代の友人から、久しぶりに連絡が来る。夫が開業するフレンチレストランのレセプションパーティーに来ないか、というのだ。ジンを1人で放っておけず、はなから断るつもりの優美。だが、ジンが即座に発したのは「行っておいでよ」という、意外な言葉だった。
ジンの気持ちはうれしいけれど、と思い悩む優美に、ジンは「優美は少し僕から自由になった方がいいんだよ」と言い、やるせない思いを吐き出すことに。優美は複雑な気持ちを抱きながらも、パーティーに参加する。
お互いを愛するがゆえに、すれ違ってしまう心――。そんな中、2人の心にはこれまで一歩ずつ、ゆっくりと育んできた愛の軌跡がよみがえり……。
関連リンク
瀬戸康史×上野樹里、多幸感に満ちた“膝枕写真” SPドラマで純愛夫婦を熱演
錦鯉・渡辺隆、“バナナマン設楽が高級時計を勧める素敵な理由”を明かす
阪本奨悟、木田佳介、とまんらの女装姿が「美しすぎる!」と話題に
浜崎あゆみ、かまいたち・山内とネタ披露に「爆笑した」
江口のりこ“恵”、船上の“ソロフランス料理”で「おいしい以外のコメントは無理」