原作は黒丸・夏原武による漫画「クロサギ」シリーズ。詐欺によって家族を失った主人公が「詐欺師を騙す詐欺師=クロサギ」となって、本当の「敵」を探し出し打倒していく物語。主人公・黒崎高志郎を平野、ヒロイン・吉川氷柱を黒島結菜、そして、詐欺界のフィクサー・桂木敏夫を三浦友和が演じる。2022年の現代を舞台に、今の日本でリアルに起こっている詐欺に「クロサギ」が喰らいつく。なお現在TVerでは、第1話~第3話、第4話&第5話のダイジェスト動画が配信中。
先週放送された第7話で日本最大手のメガバンク・ひまわり銀行執行役員・宝条兼人(佐々木蔵之介)が目を掛けていた、首都中央支店の支店長・牛山彩子(山口紗弥加)を追い込むことに成功した黒崎。黒崎と宝条との戦いの火蓋が切られたかのように思えたが、それは氷山の一角に過ぎなかった……。
第8話で、黒崎は宝条に関する“決定的”な情報を掴む。それは、銀行の外にも“宝条帝国”と密かに呼ばれる、宝条の資金源となる会社がいくつも存在しているということ。ここから黒崎は全てを掛けて“宝条帝国崩し”を仕掛けていく!
津田が演じるのは、ひまわり銀行の元行員で宝条の後輩・宇佐美孝也(うさみ・たかや)。現在は大病院の理事長を務めている宇佐美は、2年前に銀行員として赤字の病院再建に乗り出した。だが、その実態は経営改革という名目の乗っ取りだった。宇佐美は今でも宝条と繋がっており、“宝条帝国”でも随一の狡猾さを見せている。
<第8話あらすじ>
黒崎高志郎(平野)は牛山彩子(山口)から、宝条兼人(佐々木)には“宝条帝国”と呼ばれる裏金作りのための資金源がいくつもあるという情報を得る。そして、その中のひとつである医療法人をターゲットに定めた。理事長を務める宇佐美孝也(津田)はひまわり銀行の元行員で宝条の後輩に当たる人物。赤字だった病院を立て直した救世主だ。黒崎は、宝条帝国とそこに君臨する宝条を喰うことを“独断”で決意し動き出す。
宇佐美に近づくためにその妻・怜華(高田里穂)に接触を図る黒崎。彼女好みの金持ちなホスト風の男に扮し、あっという間に怜華の心を掴んだ黒崎は、怜華に「金が欲しいんでしょ? いい方法があるよ」と持ち掛ける。
同じ頃、宝条の元にひまわり銀行へ潜入した時の黒崎の防犯カメラ映像が届けられていた。ひょんなキッカケでその写真を見た宝条の甥・鷹宮輝(時任勇気)は、そこに写るのが黒崎ではないかと察知する。
一方、桂木敏夫(三浦)は黒崎の動向を邪魔するように、新たなシロサギの情報を黒崎に売り、北海道へ行ってこいと命じる。自分を宝条から遠ざけようとしていると勘づいた黒崎は、桂木に逆らい続けることに対して危機感を募らせる。
そんな矢先、吉川氷柱(黒島)はプライベートで甘味処「かつら」を訪れていた。それを知った黒崎は、これ以上桂木にも自分にも関わるなと突き放し……。
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