手術場で医師を補助し、一定の医療行為を実施できる看護資格「NP(=ナース・プラクティショナー)」を持つ、一見感じが悪いけどアメリカ仕込みの優秀なナース・那須田歩(岡田)。そして、柔らかすぎるほどの物腰なのに、ここぞという場面では痛烈な一言で理不尽な体制や思想を一刀両断する謎多き嘘つき(!?)スーパーナース・九鬼静(中井貴一)。熱き哲学を持った2人の“優秀&変人”トラベルナースが、患者ファーストで医療現場を改革していく痛快医療ドラマ。脚本は中園ミホ。現在TVerでは、「最終回直前!6分で振り返る ダイジェスト ザ・トラベルナース」が配信中。
前回第7話で、がんの進行が速く、脳転移も見つかった三上礼(荒木飛羽)は、映画制作の夢を断念することに。しかし、静は彼に苦しさや恐怖を自分にぶつけて、本音をさらけ出してほしいと伝える。そして、歩や静、主治医である外科医・郡司真都(菜々緒)が見守る中、映画の撮影をすることになるのだが……。ネット上では、礼の気持ちに寄りそう静に対して「引き込まれる」「涙が止まらない」「温かい空気」といったコメントがあがっていた。
<最終話(第8話)あらすじ>
契約ナースとして「天乃総合メディカルセンター」で働き始めて以来、ことあるごとに衝突しながらも固い絆を育んできたトラベルナース・那須田歩(岡田)とスーパーナース・九鬼静(中井)。2人の契約満了日が2週間後に迫る中――歩の目の前で、静が急性心不全を起こして倒れてしまう。幸いにも、歩と外科医・郡司真都(菜々緒)の適切な処置が功を奏し、静は一命を取り留めることに。
ところが、検査結果が出るや、歩は愕然とする。あろうことか心不全の原因が、遺伝子異常で突然死を起こすこともあるマルファン症候群である疑いが浮上。しかも、病状はひどく悪化しており、手術で治る可能性が極めて低い状態に陥っていたのだ。
もちろん、静本人も以前から病状を把握し、死期が近いことも悟っていた。にもかかわらず、意識を取り戻した静は病室をこっそり抜け出し、看護師の仕事を再開。歩は慌てて連れ戻そうとするが、「動けるうちに患者さんの助けになりたい」と譲らない。1日も長く患者に寄り添い、「命をまっとうしたい」と強く願う静。その決意は、歩が怯むほどの凄みに満ちていて……。
それでも何とかして静の命を救いたい歩は、最新の治療法について懸命に調査。かつて「天乃総合メディカルセンター」をクビになった外科医・神崎弘行(柳葉敏郎)が、マルファン症候群による大動脈弁閉鎖不全のオペを何度も成功させていることを知る。静を救えるのは神崎しかいない。歩は一縷の望みに賭け、神崎に手術をしてほしいと直談判。だが、歩が必死で頭を下げるも、神崎は首を縦に振ろうとしない。
“この3か月ずっと近くにいたのに”……もっと早い段階で静の病気に気づけなかった自分を悔やむ歩。そんな中、ふたたび静が倒れてしまう。
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