大隈重信の出身地にして大学と同じ校歌をもつ進学校、早稲田佐賀高校。早大スポーツ魂を宿すラガーマン&五輪を目指すヨット女子の奮闘を追う!

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名門校の知られざる姿を、生徒や親、教師など、さまざまな視点を通して紐解く密着ヒューマンドキュメンタリー「THE名門校!日本全国すごい学校名鑑」(BSテレ東 毎週月曜夜10時)。「名門とはいったい何か?」常識を打ち破る教育現場に密着する。

今回の主人公は、「早稲田佐賀中学校・高等学校(以下、早稲田佐賀)」に通う山下恵士朗くん(高校1年生)と市橋愛生さん(高校2年生)。早稲田スポーツ魂で奮闘する2人の生徒に密着した。

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佐賀県唐津市。唐津城を臨む風光明媚な場所に、早稲田大学系属校のひとつ「早稲田佐賀中学校・高等学校」はある。早稲田大学7番目の附属・系属校として2010年4月に開校。九州初となる系属校が佐賀県に創設された理由は、早稲田大学の創立者・大隈重信が佐賀県出身だからだ。

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ちなみに、附属校と系属校の違いは経営母体にあり、附属校は早稲田大学、系属校は別の学校法人が母体となっている。附属校は現在2校、系属校は早稲田佐賀のほか、野球の名門「早稲田実業学校」を含め5校ある。

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建学の精神は、「学問の独立」「進取の精神」「地球市民の育成」という3本の柱からなる。現在の全校生徒数は、中学・高校を合わせて1055人。毎年約100人が早稲田大学に推薦枠で入学している。また、早稲田以外の難関大学へ進む生徒も多く、2021年春の合格者数は国公立大学に22人、医学部(医学系を含む)に23人と高い合格実績を誇る。1期の卒業生でもまだ20代だが、弁護士や医師など多方面で活躍中だ。

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校歌は有名な早稲田大学の校歌。系属校で大学と同じ校歌なのは早稲田佐賀1校のみ。「大隈重信公の出身地ということで大学側から許可をもらい、生徒は腕をふって『都の西北』を歌っています」(島本幸三校長)。図書館の本棚にも早稲田大学の関連書籍が多数並んでいる。

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早稲田佐賀が独自のカリキュラムとして力を入れているのが、国際教育だ。国の枠を超えて活躍するグローバルリーダーの育成が狙いだ。建学の精神にも「地球市民の育成」を掲げているだけあり、オンライン英会話や海外研修、ニュージーランドやオーストラリアへの留学制度なども充実している。

創部1年目のラグビー部に期待の新星現る!


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早稲田佐賀は文武両道の進学校でもある。野球部は5年前に「甲子園(夏の大会)」初出場を果たし、弓道部も男女揃って全国大会に出場する強豪校。

そして昨年の春に誕生した一番新しい運動部が、ラグビー部。監督の山下昂大さんは、"花園(全国高等学校ラグビーフットボール大会)"を制した東福岡高校から高校日本代表に選出された経験を持ち、早稲田大学ラグビー部、社会人チームで主将を歴任したエリートだ。

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創部1年目の今、部員は3年生1人、あとは1年生ばかりの17人。ほとんどが初心者だ。しかし、中学時代に全国大会出場経験がある期待のラガーマンが入部した。それが恵士朗くんだ。

早稲田大学に進学し、名門ラグビー部で活躍する夢を抱いている恵士朗くんにとって、監督はまさに憧れの人。早稲田佐賀に新しくラグビー部ができると聞き、入学したという。練習はハードだが、全国大会を目指すという監督の熱い指導のもと、ラグビーの面白さを実感する日々を送っている。

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東京出身の恵士朗くんは、寮で生活を送っている。全国から生徒が集まる早稲田佐賀では、全校生徒の7割近くが寮生活を送っているそうだ。大隈重信の幼少時の名に由来する「八太郎館」は、学校から徒歩15分ほどの場所にある。寮生活を始めてもうすぐ1年になる恵士朗くん。寮にいる時も、ラグビーのことが頭から離れないという。

「みんなで喜びあったり、みんなで悲しみあったりできるのが、ラグビーの魅力。つらい練習をやったという喜びが、練習の後に生まれてくる。つらい後には喜びがついてきて、とても楽しいです」。

大学推薦は成績次第。早大ラグビー部入部の夢を叶えるためには、ラグビーと勉強を両立しなければならない。夜は寮の学習室で勉強に励む恵士朗くんの目標は、来年度の九州大会に出場すること。そして再来年には"花園"に行くという目標を掲げ、日々練習に励んでいる。

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高校生活の思い出の1ページを飾る試合が迫っていた。ラグビー部を卒業する唯一の3年生部員を送るため、創部1年目で初めての「卒部試合」が行われるのだ。




試合前、山下監督は「今日は初めての試合なので、重みを感じながらゲームをしてもらいたい」と訓示。試合は紅白戦で行われるが、部員だけでは人数が足りないため、山下監督が呼んだ仲間たちが助っ人参戦! 中にはラグビー日本代表として活躍したラガーマンも。さらに東京から応援に駆けつけた恵士朗くんの両親の姿があった。そして試合前に部員が待ち望んでいた、あるものが配られ...試合の様子はぜひ番組で確認を!

往復約3時間をかけ、早稲田佐賀でヨットに励む理由


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愛生さんは、福岡市内にある自宅から早稲田佐賀に通う高校2年生。中学から早稲田佐賀に入学し、往復およそ3時間をかけて通っている。実は、愛生さんはヨット競技の日本代表に選ばれるほどの実力の持ち主だ。

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愛生さんがヨットを始めたのは、小学校5年生の時。ヨットは風を相手にするスポーツで、風を読む力が求められる。佐賀県ヨット連盟の専務理事・井上宏さんによれば、愛生さんは「風に対する感覚が鋭い」そうだ。

「ヨットレースは人と人との闘いでもあるけど、自然と自分との闘いでもある」と、ヨットの魅力を語る愛生さん。2021年に中東のオマーンで開かれた「ユースワールド(ユース世界選手権)」に出場し、感じたことがあるという。「何回も、それも質の高い大会でしか自分のレベルを上げることはできない」。

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世界の高い壁を乗り越えたいという愛生さんに、ヨットの楽しさを最初に教えてくれたのは父の隆司さんだった。娘が幼い頃から仕事が休みの日は練習を見守り、アドバイスしてきたという。「昔は乗り方とか教えていたけど、最近は聞いてもらえない。『知らないでしょ』なんて言われながら」と、笑顔で語ってくれた。いつの間にか父の手を離れ、成長していた娘。

毎日練習でどんなに疲れていても、帰宅すると必ず机に向かう愛生さん。「高校生になっても大学生になってもヨットをやりたい」という思いから、強豪として知られるヨット部を有する早稲田大学への進学を目指しているのだ。早稲田佐賀に入学した理由もそこにある。しかし、希望する早稲田大学に進学するには推薦枠およそ100人の中に入らなければならない。全日本代表メンバーにも選ばれた愛生さんだが、ヨットでの優れた成績は関係なく、あくまで勉強の成績が評価の対象となるからだ。

愛生さんがまだヨット部のない早稲田佐賀に入学した理由はもう1つある。それは記事では伝えきれない、ヨットを自在に操る愛生さんの雄姿とともにぜひ番組で確認を!

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家族や仲間たちに支えられ、世界に挑戦する市橋さん。今年も、19歳以下のユース選手の最高峰「ユース世界選手権」でメダルを獲得することを目指している。そして、さらなる夢は五輪代表選手になること。

早稲田大学の系属高で、"早稲田魂"を発揮する恵士朗くんと愛生さんの挑戦は始まったばかりだ。

番組では他にも恵士朗くんの寮生活の様子やラグビー部の練習風景、同級生から見た恵士朗くんと愛生さんの印象、さらに唐津市内にある高校のヨット部の合同練習のもようなどを紹介する。

この放送は「ネットもテレ東」で期間限定配信中!


3月21日(月・祝)夜10時放送! 「THE名門校!日本全国すごい学校名鑑」(BSテレ東)は、「青翔開智高校...鳥取から全国一流大学に続々合格!躍進の秘密」と題して送る。

今回の名門校は、鳥取県の青翔開智中学校・高等学校。創立からまだ8年目ながら、東大や上智、立命館など一流大学に次々と現役合格する生徒たちが生まれている。正面玄関を開けると、そこに広がるのはなんと図書館! 「学校に図書館があるのではなく、図書館に学校がある」というコンセプトの中、生徒たちは受験勉強ではなく、各々の興味に沿った研究書を読んで討論しあっている。この学校の躍進を支える「探究」を示す一コマだ。

昨年、東大に合格した男子生徒は「青翔開智で勉強していなかったら東大に受からなかった」とまで言う。生徒それぞれが独自の視点と興味で研究と実践を重ねる「探究」はなぜ一流大学への合格につながるのか? カメラは地方で最先端の取り組みをしている学校の奮闘に密着した。

どうぞお楽しみに!

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