騒音被害「6割以上」が泣き寝入り、2000人のアンケートで判明 対策などを専門家に聞いた

取得元:https://dogatch.jp/news/tx/txplus_113404/detail/

souon_20220316_01.jpg画像素材:PIXTA

テレビの爆音、大きな高笑い、自動車やバイクの空ぶかし──。「騒音」に心が折れそうになった経験はありませんか。あるいは静かに生活しているつもりでも突然「うるさい!」と文句を言われた覚えは? どこからどこまでが騒音なのか、定量化が難しい感覚被害についてアンケートを行い、実態を調査。結果を踏まえ、専門家に話をうかがいました。

騒音に対して過半数が「我慢した」


Yahoo!ニュースの協力を得て、全国の10〜60代以上の騒音トラブル経験者男女2000人にアンケートを実施(2022年1月28日)。「どんな騒音に悩まされていますか」(複数回答可)という問いでは、生活行動(子どもの駆け足や騒ぐ声、話し声など)に関するものが41.8%とトップ。次いで、車両からの騒音(空ぶかしなど)が40.3%を占めました。

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では、騒音に対してどのように対処したのでしょうか(複数回答可)。特に多かったのは「我慢した」で67.2%、「管理人、管理会社に相談した」は大きく離され21.4%、「直接苦情を伝えた」が11.6%。過半数が"泣き寝入り"していることがわかりました。自由回答には「隣の家が定期的に親族が大多数集まり、どんちゃん騒ぎを長時間している。もう勘弁してって感じです。憂鬱(ゆううつ)になる」など悲痛な声も。

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「騒音により生活にどんな悪影響が生まれたか」(自由回答)という問いには「いつもイライラしている」「常にビクビクするようになった」「心身の不調や睡眠不足」などの答えが並び、頭痛やめまいなどを訴える人も。

反対に「騒音を注意された経験」(自由回答)がある人からは「部屋で友人と普通に話していたらうるさいと言われた」「因縁をつけられた」「テレビのスポーツ番組で選手を応援していたら苦情がきた」「身に覚えがない」などの回答が。
「自分が騒音を出さないために、どんな注意・工夫をしているか」(自由回答)との問いでは「深夜は音の出るものをイヤホンで聞く」「テレビの音を下げる」「どすどす歩かない」などの答えが多数挙がりました。

「騒音を注意された経験」と「騒音を出さないように注意している」の回答数を比較すると、後者が圧倒的に目立ちます。

自由回答には「夜中に」「夜間に」と時間に関するワードも並びます。一般的に騒音の目安は昼間と夜間で異なると言われますが、「いつから夜間と感じるか」という問いには「午後8時以降」が28.7%、「午後10時以降」が28.1%と多く、「午後9時以降」が23.4%。多くの人にとって、午後8時以降が一つの境目になっているようです。

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