巡った温泉は全国450カ所!仲居の秘湯ハンターYOUが萌える幻の野湯:YOUは何しに日本へ?

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日本を訪れる外国人たちを、空港や街でアポなしインタビュー!そのまま密着取材を行う「YOUは何しに日本へ?」(毎週月曜夜6時25分~)。今回のテーマは、「YOUのハートがドッキリ㊙報告SP」。㊙スポットから㊙グルメまで、YOUの㊙密着にテッテレー!な95分で、はたしてどんな面白YOUに出会えるのか?

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空港を飛び出し、日本全国の市町村や学校で面白YOUをガチ捜索して密着する「出張YOU」!

今回の出張先は、上田城(日本百名城)や、戦国時代の英雄・真田三代の郷でもお馴染みの長野県上田市。すり下ろしニンニク入りの醤油ベースのたれ、 "美味だれ"につけた焼き鳥も話題だ。人口約15万4000人(うち在住YOUは約3700人)、文化遺産と自然が豊かな上田市でYOUをガチ直撃するぞ!

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さっそくYOUが約170人在籍する専門学校を訪ねると、教務課のキャリアセンター長から卒業生を紹介してもらえることに。スペイン出身で、休日には日本中の温泉巡りをしているアグレッシブな"温泉博士"だという。番組Dは、すぐにYOUの住む長野の渋温泉へ!

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上田市から少し外れるが、目的地の渋温泉は約1300年前に奈良時代の僧侶が開湯した風情あるレトロな温泉郷。向かったのは老舗の温泉旅館「古久屋(こくや)」さんで、「どうぞ~」が口癖のスペイン出身・ビクトルさん(28歳)が明るく出迎えてくれた。彼は秘湯に通うため来日した根っからの温泉マニアで、「最近だと北海道に行きました」と見せてくれた写真は、日本最北東端にある相泊温泉(北海道羅臼町)などなど。

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ビクトルさんのスマホには制覇した秘湯がメモってあり、その数ざっと約450カ所! 温泉旅行に出れば、1日で10カ所は巡る勢い。ついて行きたいというと快諾してくれたので、密着決定!

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まずはお仕事の様子をのぞくと、部屋からお風呂の掃除まで、とにかくバタバタと大忙し。しかしビクトルさんは「どんなに忙しくてもお客様が幸せな気分になれるよう全力を尽くすよう心がけています。特にここの温泉はネットの評価も高く、それを見て来た方を裏切りたくないので」と語る、仲居の鑑だ!




ちなみに「古久屋」は、1600年(慶長5年)に創業された渋温泉の最古の温泉旅館のひとつ。泉質が違う6つの源泉から100%かけ流し温泉で、旅館内の8浴場すべてが無料で貸切できるシステムも人気だ。

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夕方4時。接客に励むビクトルさん、やっぱり「どうぞ~」を連発していた(笑)。

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続いて、17代目社長の小根澤さんと作業着で出かけるビクトルさん。車で山道を走り、着いた施設は...、なんと源泉! 以前から見たいと言っていたビクトルさんのため、社長が見学に連れてきてくれたのだ。興奮しつつホースで源泉掃除も体験するが、足元に流れる源泉は約70℃あり汗だくだ。「温泉をどう維持しているかを知る貴重な体験でした。僕はただ入るだけじゃなく温泉の全部が知りたい」と目を輝かせる。

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源泉から帰宅したアパートにお邪魔すると、壁には新潟の「赤倉観光ホテル」など数々の有名温泉のタオルが飾られている。押し入れには、コレクション中の200枚もの温泉手ぬぐいや、危ない秘湯での硫黄ガスに備えたガスマスクも!

そんなビクトルさんがなぜ温泉マニアになったのか。5年前に観光のため初来日し、入湯した「奥日光ホテル四季彩」の雪見風呂で温泉にどハマりしたのが始まりだった。それから日本語を学ぶため、24歳で上田市の専門学校に入学し、卒業後は「古久屋」に就職。

スペインの温泉は、行きやすい場所にあって水着で入るプールのイメージだが、「僕は、"なぜこんな辺ぴなところに温泉が?"って思うような、行きづらい場所にあればあるほど萌えるんです。苦労して着いて入浴した時の達成感は格別だから」という。こうして、2年半も巡ったが、日本の温泉施設は2万795カ所(2018年時点)あるので、全国制覇までは残り2万345カ所!

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さて、いよいよ離島の秘湯ハンティングに出発したビクトルさん。早朝から竹芝(東京)に上京し、フェリーで11時間ほどかけて着いた場所は、圧倒的な海の透明度を誇る式根島(東京から約160㎞南下)。道に迷いながらも、山道や崖を下って谷間に行くと、ついに憧れの秘湯が出現! ひっそりした崖のそばに源泉が湧き出すのを見つけると、さっそく衣類を脱いで水着一丁に。しかし源泉(約80℃/硫化鉄泉)を触ろうとしたビクトルさんは、あまりの熱さにビビってしまった。

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こちらは「ロンリープラネット(世界最大手の旅行ガイド)」で、日本の温泉トップ10として紹介される奇跡の秘湯「地鉈(じなた)温泉」。岩場を鉈でVの字に切り裂いたように見える絶景の名湯だ。源泉は熱いので、海水と混ざった場所を探して入湯し、「景色も全部が、ほとんど全部がサイコーです!」とご満悦。入浴後は、やっぱり売店でフェイスタオルをゲットした。

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翌朝5時、旅館を出て車で向かったのは、朝6時にしか現れないという「山海(さんかい)の湯」(温泉情報なし)。普段は海水に隠れていて、潮が引いた時のみ出現するという秘湯中の秘湯だ。車を降り、真っ暗な岩場を進んでいくと温泉らしき場所に到着するが、源泉を探すのに30分ほどかかった。しかし約52.6℃もあって熱すぎて入れず、海水と混ざるまで待って適温になったところで入湯。

「源泉の熱さと海水の冷たさを同時に味わえるとても面白い温泉だし、この素晴らしい景色を見ながら入浴できるなんて本当に来てよかった!」と感激するビクトルさんだが、海水はすぐに満ちて、残念ながら10分で入浴終了。ここで密着も終了~。

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このあと「松が下雅湯」と「足付温泉」を含め、計4つの式根島秘湯を満喫し、全国制覇まで残り2万341カ所となった。次は九州の秘湯巡りをしたい、というビクトルさん。これからも秘湯巡りを楽しんでね!

【後日談】ビクトルさんは現在、鹿児島の温泉ホテルに勤務。東日本の秘湯はだいたい巡ってしまったので、今後は鹿児島を拠点に九州の秘湯をバンバン巡るそうだ!

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