過去の性的暴行を告発されているクリス・ノースは米CBSの『The Equalizer（原題）』からも解雇された。本作の主演を務め、シーズン1からクリスと共に番組を牽引してきたクイーン・ラティファは何を思うのか、米The Hollywood Reporterが伝えている。

『セックス・アンド・ザ・シティ』のビッグ役で知られ、続編『AND JUST LIKE THAT／セックス・アンド・ザ・シティ新章』にも出演して話題を呼んでいた最中、二人の女性から過去に性的暴行があったと訴えられたクリス。これを受けて同番組を解雇されたほか、レギュラー出演していた『The Equalizer』からも解雇された。

このことについて主演のクイーンは、米Peopleとのインタビューで「大いに敬意を払わないといけない、とてもあやふやでデリケートな状況。これは彼が対処するべき個人的な問題」と慎重に語っている。

元CIA長官のウィリアム・ビショップという役どころを演じていたクリスだが、どのように彼が作品を去るストーリーにするのか、今もなお練られているそうだ。「クリスのキャラクターは明らかに作品で大きな役割を果たしていた。それはそれは素晴らしい化学反応が起きていたの」と振り返るクイーン。「私は、正義はいつだって勝つ必要があると思っている。ただ正しいことがなされてほしい」

クリスが、自身の代名詞的なキャラクターであるビッグとしてカムバックするとファンが胸を高鳴らせる中、『AND JUST LIKE THAT／セックス・アンド・ザ・シティ新章』解禁直後に告発された性的暴行の疑い。2004年ロサンゼルスで、2015年ニューヨークで、それぞれ性的暴行を受けたという二人の女性から、別々に話を受けたThe Hollywood Reporterによって報道された。これに対しクリスは「断固として誤りだ」と否定しており、同意の上だったと反論している。（海外ドラマNAVI）

Photo:クイーン・ラティファ©Faye S/Famous／クリス・ノース©NYRI/FAMOUS