『ロキ』歴史的事件の真相を解明!? – 海外ドラマ

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マーベル・スタジオドラマシリーズ第3弾『ロキ』では、歴史的事件の真相(!?)が解明されている。米Comicbook.comが報じている。(※本記事は『ロキ』第5話までのネタばれを含むのでご注意ください)

第5話「未知への旅」では、タイムキーパーが創り出した神聖時間​軸を監視する組織TVAに"剪定"されてしまったロキ(トム・ヒドルストン)とメビウス(オーウェン・ウィルソン)が、"虚無"と呼ばれる地獄なような場所へ送り込まれる。ここでは咆哮をあげる煙のモンスター"アライオス"が剪定された者たちを襲い、あるシーンでは米海軍キャノン級護衛駆逐艦のUSSエルドリッジがアライオスに呑み込まれた。

USSエルドリッジとは、1943年10月に実施されたと言われている米海軍のステルス実験"フィラデルフィア計画"に使用された艦隊。その実験ではアインシュタインが提唱した物理理論"統一場理論"の原理に沿い、"レーダーなどの高周波電磁波に対して艦隊を不可視化する"ことを目的に行なわれた。そして、実験が成功したかのように見えたとき、海面から放たれた光にエルドリッジが包まれ、完全に姿が消えてしまったのだという。レーダー上だけでなく、物理的に艦隊が消えてしまったと伝えられている。米軍はそのような実験は行われなかったと主張しており、"フィラデルフィア計画"は都市伝説の一つになっている。

『ロキ』ではその実験後にエルドリッジが"虚無"へ転送されてアライオスに呑み込まれる結末を描いていたわけだ。シリーズが歴史的事件をストーリーに投入したのはこれが初めてではない。

第1話「大いなる目的」では、1971年11月24日、オレゴン州ポートランドからワシントン州シアトルへ向かっていたノースウエスト・オリエント航空305便がD・B・クーパーと名乗るの男にハイジャックされた事件も取り上げられている。このエピソードでは、犯人の正体は時空を超えて旅をしたロキだったという展開になっており、クーパーもロキのように飛行機から飛び降りて以後の消息は掴めていない。ちなみに、脱獄ドラマ『プリズン・ブレイク』では、主人公マイケル・スコフィールド(ウェントワース・ミラー)が刑務所で出会ったチャールズ・ウェストモアランドというキャラクターが実はD・B・クーパーなのではないかと描かれていた。

『ロキ』最終話となる第6話が7月14日(水)にディズニープラスにて配信スタート。シリーズはすでにシーズン2の製作が進行していると報じられていたが、いかに―。(海外ドラマNAVI)

Photo:『ロキ』©2021 Marvel

 

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