【ネタバレ】『リコカツ』最後の晩餐は二人の家庭の味になった「焼き魚」

取得元:https://dogatch.jp/news/tbs/plusparavi_97642/detail/

離婚に向けた活動(離婚活動)をテーマとした、北川景子と永山瑛太によるドラマ『リコカツ』(TBS系)の第6話が、5月21日に放送された。

互いを愛おしく思う気持ちがありながらも、仕事のためにすれ違い、とうとう離婚届に判を押した咲(北川)と紘一(永山)。しかも、奇しくも同時期、咲の両親も、紘一の両親も、離婚届に判を押していた。

両家の離婚が着々と進む中、ショックを隠せない咲に「こういうとき、なんと言えば良いのか・・・」と紘一は不器用な愛情を滲ませる。

「いいの。そばにいてくれるだけで」と言い、紘一の肩に頭を預ける咲と、テレつつもそれに応えるように自身の頭を咲のほうに傾け、頭をぶつけてしまう紘一。これまでで一番穏やかで幸せに見える光景である。

しかも、「背中に大きな穴があいてる。大丈夫か」と気遣い、「これは大丈夫。デザイン」と咲に言われると、「デザインか・・・センス(笑)」と紘一はまだまだ伸びしろを見せる。同じ虹を見て、そのメカニズムを解説する紘一と、「指輪みたいじゃない?」と詩的な表現をする咲との違いもまた、今の二人にとっては互いを楽しめる要素になっていそうだ。

しかし"離婚前夜"、咲が手料理を作って待つ最後の晩餐に、突然、咲が担当する小説家・水無月連(白洲迅)が押しかけてくる。勝手に料理を食べ、味にケチをつけ、帰宅した紘一を「真面目か!」「武士野郎」などとからかい、やりたい放題で帰っていく連。手料理への食いつきぶりや、小説の次の題材に「家族の話」を提案されたときの意味深なリアクションから、連が身寄りのない施設育ち設定が今後描かれそうに見える。ビジュアルも含めて、ちょっと『デスノート』のLみたいだ。

それはさておき。「自分も食べたかった、君の手料理」と肩を落とす紘一が、咲に尋ねられてリクエストした最後の晩餐は、「焼き魚」だった。

「毎回、焼き具合が違っていて、食べる前は緊張する」と完全にディスっている表現だが、「それがいいんだ。君が一生懸命作ってくれていることがわかるから」「これがうちの味になっている」という。しかし、一度決めたことに対する頑なさからか、「(離婚する理由は)100個は優にある」と紘一が言い出し、咲ものっかり、なぜか互いに料理がヘタなことやファッションセンスの悪さ、声がうるさい(顔も!)ことなど挙げあう。それでも出たのは結局5個だけで、残り95個は「一生かけて探し続ける」「LINEで送る」という奇妙な約束をかわすのだった。

そして、最終日にようやく届いたカーテンを部屋にかけ、そのセンスを褒めたうえで、紘一は唐突にこんな提案をする。

「家を売るのはやめる。君はここに住め」「ここがなくなってしまうのは寂しい」

二人の出会いから結婚、今までの日々が蘇り、自分の思いをようやく言葉にすることができた紘一。にもかかわらず、二人の結論は変わらず、互いに「お世話になりました」と頭を下げ、別れる。

当然ながら、去っていった紘一を追いかける咲。そりゃそうだよね・・・と多くの視聴者が見守る中、紘一が語ったのは意外過ぎるこんな一言だった。

「今、出したところだ、離婚届・・・もう君の夫ではない」、正確に言うと「イマ、ダシタトコロダ、リコントドケ・・・モウキミノオットデハナイ」。

離婚届けをすでに出したこともビックリだし、離婚した途端に無表情+棒読みでロボットになってしまったこともビックリ。そして「今までありがとう」と差し出した紘一の手にはもう指輪はなく、その手を握った咲の手には指輪がある対比が、交互に映し出される。にもかかわらず、その手をいつまでも離そうとしない紘一。

本当に離婚してしまったのか? だとしたら、来週からは『リコカツ』ならぬ『コンカツ』がスタートするのか?

唖然としていたら、次週予告では早速、紘一のもとに「筑前煮女(咲に対するマウントとして手作りの筑前煮とおでんを持ってくるから)」の一ノ瀬(田辺桃子)が、咲のもとに貴也(高橋光臣)と連がやってきていた。SNSではある意味、一番人気となりつつ「筑前煮女」というヒールの存在。来週はますます大暴れの予感だ。
(文・田幸和歌子/イラスト・月野くみ)

【第7話(5月28日[金]放送)あらすじ】

咲(北川景子)と紘一(永山瑛太)は、互いを思いながらも離婚を選択。別々に生きていくことを決める。

翌朝、咲は武史(平田満)、美土里(三石琴乃)らを自宅に呼んで、紘一と離婚したことを報告。そこに正(酒向芳)と薫(宮崎美子)が、紘一と共にやって来て、咲たちに三人で頭を下げる。正は、咲と紘一の離婚を止めようとするが、その場にいる三夫婦が離婚したことが明らかに・・・。
さらには、楓(平岩紙)まで離婚する予定だと告白し、両家は愕然とする。

咲から離婚したことを聞いた連(白洲迅)は、「愛なんてこの世に存在しない」と切り捨てながらも紘一には興味がある様子。別れたあとも咲を何かと惑わせる。
一方、紘一の元には純(田辺桃子)がある決意を胸に、手料理を持って訪ねてくる。

そんな中、咲と貴也(高橋光臣)は美土里から呼び出され、衝撃の事実を聞かされる。詐欺に遭い、2000万円を奪われたというのだ。
仕事に両親の離婚、さらには美土里からの告白に咲の心は飽和状態。するとそこに、紘一から携帯電話にメッセージが届き・・・。

◆放送情報
『リコカツ』
毎週金曜夜22:00からTBS系で放送中。
地上波放送後には、動画配信サービス「Paravi」で配信。
Paraviオリジナルストーリー「リコハイ」も独占配信中。

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