【ネタバレ】『リコカツ』すれ違いの中で再び生まれる離婚の危機と昼ドラ感

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離婚に向けた活動(離婚活動)をテーマとした、北川景子と永山瑛太によるドラマ『リコカツ』(TBS系)の第5話が、5月14日に放送された。

前回、友人・知人を集めた誕生パーティで、夫の同意のないまま、みんなの前で離婚宣言した咲(北川)の母・美土里(三石琴乃)。本格的に離婚に向けて動き出した両親にショックを受け、涙を流す咲に、紘一(永山)は突然「離婚はやめよう」と言う。

やり直すことを決めた二人にとっては、ここからが本当の新婚生活・・・のはずだった。しかし、イチャイチャする間もなく、離婚届を残して家を出て、旅館で働き始めていた紘一の母・薫(宮崎美子)が帰ってくる。その目的は、夫に離婚届にサインしてもらうことだった。なんとか薫を引き留めるため、自分たち夫婦も一緒に泊まらせてもらう、紘一の好物の料理を教えて欲しいと頼み込む咲。一方、咲のもとに父・武史(平田満)から食事の誘いの連絡が入る。一方的に離婚宣言された父のことは心配だが、紘一の両親のこともあり、誘いを断ろうとすると、今度は紘一が咲の父の家に行ってくれると言い出す。夫のため、妻のため、それぞれ義理の親を立てるというのも、ある意味「新婚生活」っぽい。

しかし、紘一が義父のもとを訪ねると、顔を出したのは、エプソン姿の見知らぬ女性「りなっち」だ(名前を聞いて、わざわざメモをする紘一の律義さがいちいち素敵だ)。

紘一は追い払おうとするが、二人はあくまで「ただの友達」だという。そこに、さらに招かれざる客がやってくる。咲の元カレ・貴也(高橋光臣)だ。ただし、貴也は美土里の依頼により、弁護士として離婚届を持ってきたのだった。ちなみに、貴也は前回、美土里の誕生パーティにやってきて、紘一がサインして封筒に入れておいた離婚届を誤って持ち帰ってしまうという、かなりのうっかりさん。紘一はそんな貴也に離婚届の入った封筒を返され、面食らうが、自信たっぷりに「やり直すことにしましたから!」と言ってのける。

だが、問題はむしろここからだ。担当になった恋愛小説家・水無月連(白洲迅)に呼び出され、急遽、紘一の実家から向かった咲は、新境地に挑戦するという水無月の話し相手になることを頼まれる。

一方、紘一には、異動の話が出ていた。それを隊長はかわしてくれていたが、「基地のそばに引っ越せないか」「万が一何かあったときに、庇いきれんぞ」と言う。自衛官という職業上、確かに緊急時にすぐに駆け付けられないのは致命傷にもなりかねない。

案の定、恐れていた事態はすぐにやってくる。事故による渋滞にハマった紘一の代わりに駆け付けた同僚・谷(柴田勇貴)がケガをしてしまうのだ。自分のせいでケガをさせてしまったと、自分を責める紘一。

だが、咲は咲で、水無月に完全に振り回されていた。連日、徹夜で仕事の電話に付き合わされ、夫婦は顔を合わせる時間もほとんどなく、すれ違うばかり。

そんな状況に追い打ちをかけるのが、紘一に思いを寄せる同僚・一ノ瀬(田辺桃子)だ。わざわざ咲の職場にやってきて、谷のケガのことや、紘一に異動の話が出ていることなどを話し、「私たちの仕事は、自分の命だけではなく、助ける人の命も背負っているんです」と語り、離婚したほうが良いのではないかと告げる。

片想いの相手の妻の職場に来るだけでもドン引きだが、そんな"人の命を背負っている"はずの自衛官が、一般人である咲を、自分の嫉妬心だけで山で遭難させようとしたのだから(第2話)、ますますタチが悪い。一ノ瀬が登場すると、このドラマ、途端に昼ドラ臭が漂ってくる。

ともあれ、お互いのことは好きなのに、自分の仕事に誇りを持ち、相手に仕事を辞めて家庭に入って欲しいと考える二人の間には、これまで以上に大きな溝ができてしまった。ハグなど物理的な触れあいがないラストシーンは、実は第5話にして初めて。これは事態の深刻さを物語っているのか・・・。
(文・田幸和歌子/イラスト・月野くみ)

【第6話(5月21日[金]放送)あらすじ】
咲(北川景子)と紘一(永山瑛太)は互いを愛しく思いながらもすれ違い、ついに離婚届に判を押す。
咲が心を込めてリノベーションした新居も、新婚夫婦に引き渡すことで話が決まり、二人での生活も残りわずか。咲と紘一は、夫婦としてではなく他人として同居生活を始めることに。

そんな中、水口家に家族全員が集まった。
美土里(三石琴乃)が武史(平田満)に離婚届を渡したことを知った咲が、夫婦で話し合う時間を設けたのだ。しかし、咲の願いも虚しく、武史は離婚届を最後のプレゼントだと差し出す・・・。
一方、緒原家でも薫と正に別れの時が迫っていた...。

咲と紘一がふたりで過ごす最後の夜。
咲は「最後の晩餐」だと料理を用意して紘一を待つが、勤務中にトラブルが発生した紘一とは連絡が取れない。すると咲が担当している人気小説家・水無月連(白洲迅)が現れ、勝手に部屋に上がり込んだきた。
しばらくすると紘一が帰宅し、水無月と一触即発!?離婚前夜は波乱の予感・・・。

◆放送情報
『リコカツ』
毎週金曜夜22:00からTBS系で放送中。
地上波放送後には、動画配信サービス「Paravi」で配信。
Paraviオリジナルストーリー「リコハイ」も独占配信中。

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