『クリミナル・マインド』IMDb評価によるベスト5エピソード – 海外ドラマ

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米CBSにて2005年より放送開始された大人気犯罪捜査ドラマ『クリミナル・マインド FBI行動分析課』は、今年2月にシーズン15をもって幕を閉じた。データベースとして有名なサイトIMDbを訪れるドラマファンたちは、どんな評価をしているのだろうか。全324話という長寿ドラマシリーズの中からTOP5を米Looperが紹介している。

■シーズン10第21話「かぎ爪の怪物」

ドクター・ スペンサー・リード役のマシュー・グレイ・ギュブラーが監督したエピソード。BAUは、一見、超自然的な事件を引き受けることになる。3カ所で起きた殺人現場にいた3人の容疑者は、いずれも何をしたのか記憶がほとんどないものの、「かぎ爪を持つモンスターに襲われた」と主張。マインドコントロール、恐怖に満ちた幻覚、国家安全保障局との繋がり、そして登場人物たちの過去と面白い要素を全て含んでおり、まるで『SUPERNATURAL/スーパーナチュラル』のスピンオフのようなエピソードだった。なお、劇中で被害者が描く怪物のイラストをマシュー自身が描いている他、怪物の影をマシューが演じている。

■シーズン13第22話「決着」

『クリミナル・マインド』のシーズンフィナーレの多くは、緊張感の耐えない方向で展開する。「決着」もクリフハンガーで終わっている。これは、クリフハンガーの前半部分でどれだけのことが見せられるかが非常に際立っている回だ。物語はリードの元に差出人不明のメールが届くところから始まる。メールにあった倉庫の場所に行くと、1年前にFBIを辞めたオーウェン・クイン(ジェームズ・アーバニアク)の死体が。クインは管理部門にいたが元々プロファイラー志望であり、シリアルキラー「絞殺魔」の存在を訴えていたが、メルヴァ(マイケル・ホーガン)を名乗るカルト教団に殺されていたのだった。そして、事件を解決したかに思われたBAUだったが、チームを襲う悲劇が待ち受けていた...。続くシーズン14第1話「奪われた舌骨」も高評価。懐かしい場面が見られ、『ビバリーヒルズ高校白書/青春白書』のルーク・ペリー演じるベンジャミン・サイラスが回想シーンで登場した。

■シーズン2第15話「多重人格」

このエピソードを正しく理解するためには、シーズン中盤の2話構成の後半であることを理解しておく必要がある。後半は断然、よりエキサイティングなエピソード。殺人犯の手口を特徴づけることで創造的で、非常にダークなストーリーとなっている。リードが拉致され、手錠で椅子に繋がられた彼の前で多重人格者の人格がどんどん入れ替わっていく。さらにチームは以前の被害者と同じ拷問を受けているリードの様子を中継で見ることを余儀なくされ、リードが口論したり、おだてたり、犯人を出し抜こうとする姿をリアルタイムで目撃することになる。「悲惨なエピソードだった」と演じたマシューは語っているが、この数シーズン後、マシューはさらにダークなエピソードで監督デビューをすることになる。

■シーズン5第16話「母の祈り」

シーズン5は傑出したエピソードが豊富だが、その中で最高の評価を得たのはこのエピソード。マシューが初監督したものであり、番組内のキャストが監督をするようになったきっかけでもある特別なものだ。ヴァージニア州アッシュバーンの冬祭りで、家族と一緒にポニー乗り場の列に並んでいた8歳の少女エイミーが何者かにさらわれる。捜査に取りかかるBAUだが、JJ(A・J・クック)のもとに「同じ犯人に息子チャーリーをさらわれた」という女性が訪ねてくる。子どもの意思に反して囲っているグリム童話の暗いバージョンに登場するような老夫婦など、このエピソードはある種ホラー映画であり、サバイバルスリラーであり、子どもたちとその"捕獲者"の姿は、視聴者の脳裏に長いこと深く突き刺さる。

■シーズン11第11話「エントロピー」

IMDbの評価の中で最高評価となったのは、シーズン11の第11話「エントロピー」。シーズンがこれほど長くなっても、まだまだ視聴者が過去のものよりもさらに面白くなっている思える作品だったことがよく分かる結果だ。このシーズンでは、異なるタイプの暗殺者に特化している。その中でこの回ではリードがある相手とデートをするというストーリー。だがそれはおとり捜査であり、その対象"ミス45"と呼ばれる女性はガルシアを狙う殺し屋ネットワークの一人キャット(オーブリー・プラザ)だった。リードは「妻殺しを依頼する男」としてキャットに会うが、BAUであることがバレてしまう。だがキャットは頭脳ゲームを提案するのだった。心理戦をせめぎ合う二人だが、展開は思わぬ方向に進んでいく。このエピソードは、チェスのような頭脳戦のエピソードでとても人気でもある。リーパーとホッチとの対決や、シーズン1の第14話「死刑へのカウントダウン」などもそうだ。だが、そのように多く描かれる頭脳戦のエピソードの中でも、その中でもこの回がトップに君臨した。

(海外ドラマNAVI)

Photo:『クリミナル・マインド FBI行動分析課』(c)ABC Studios

 

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