船内は水浸しのため、寝る場所も考えなくてはいけない。簡素な食事が唯一の安らぎだ。5日目で折り返すも、またもやトラブルは続き、順位は20艇中11番手。7日目には嵐にも遭遇した。
さすがの白石さんも「まともな人間の乗る乗り物ではありません」と、心が折れそうになる。それでも、9日目には最終マークを通過し、スタートから10日と11時間30分には深夜のレ・サーブル・ドロンヌにゴール。順位をひとつ上げ、予選を完走した。
「次は世界一周ですからね。僕らが見逃しても海は見逃さないんです」と本大会への意気込みを語る白石さん。本選は11月。全身全霊、海に挑む。
なお、8月28日(金)放送の『港時間』では、神奈川・三浦半島の浦賀を特集。白石康次郎さんの思い出の地で、彼のさらなる夢を聞く。※番組情報:『港時間』
毎週金曜深夜0時15分~0時20分放送、テレビ朝日
(ABCでは毎週金曜夜11時10分~夜11時17分放送、メ~テレでは毎週日曜夕方4時25分~4時30分放送)
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