松下由樹と斉藤由貴――。“Wゆき”が演じる手強い女性たちを相手に、有希子(天海)が“女同士の息詰まる攻防戦”を展開する。
◆あらすじ
取調べの可視化を実施している特別取調室を取材するため、報道番組のキャスター・三沢早苗(斉藤由貴)が警視庁捜査一課「緊急事案対応取調班」(通称・キントリ)にやって来た。
可視化の必要性や、正々堂々と戦う覚悟を熱弁するキントリの紅一点刑事・真壁有希子(天海祐希)に、キャリアウーマンの早苗はすっかり共感。「いい友達になれそう」と、声高らかに固い握手を交わし合う。
その翌日のことだ。キントリはある被疑者の取調べ要請を受ける。
その被疑者とは前日の朝、女子刑務所から仮釈放されたばかりの元美容師・矢島聖美(松下由樹)。親友の紹介で付き合い始めた恋人を殺した罪で6年も服役し、ようやく解放されたにもかかわらず、なんと仮釈放からわずか3時間15分後に「人を殺した」と言って自首してきたのだ。
実際、供述通りの場所から、聖美の指紋や皮膚が付着した凶器と、男性の遺体も発見された。ところが不可解なことに、遺体の死亡推定時期は約1週間前――どう考えても、刑務所に収監中だった聖美には遂行不可能な犯罪だったのだ!聖美はなぜ犯し得ない罪を自白したのか。その嘘の裏にはどんな真実が隠されているのか…!?
取調べを担当する有希子は事実を究明しようとするが、聖美は“嘘の自白”を突き通すと同時に、疑ってかかる有希子を挑発。
挙げ句、洗いざらい話す条件として、あろうことか取調べのテレビ中継を提示してくる。だが、有希子はこれを断固拒否。自供を覆す証拠をつかむため、キントリの面々は仮出所後3時間の足取りや、事件背景の裏取りに走り回る。
そんな中、有希子は聖美が出頭時になぜか所持していた高校時代の卒業アルバムに着目。母校を訪ね、捜査の新たな視点となる“意外な手がかり”を得るのだが…。
聖美の取調べに与えられた時間はわずか3日! 有希子らキントリの面々はその間に真実へたどり着こうと奔走するが、聖美は自供を翻すどころか、“遂行不可能な第2の事件”まで告白し始めて…!?
※番組情報:ドラマスペシャル「緊急取調室」特別編
2020年5月31日(日)午後9:00~午後11:04、テレビ朝日系24局
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