本ドラマは仕事がなくなった“2時間ドラマの帝王”熱護大五郎（船越）が、ある事情を抱えた女性マネジャーの吉田ゆかり（戸田）とともに、人生のリベンジに奔走するヒューマンコメディ。会見の司会は、ゆかりの亡き夫を演じるアキラ100%が務めた。
船越はフジ系連ドラ初主演。自分の経歴と似た熱護を演じることになったことについて聞かれると、「セルフパロディをやらせてもらえるのは役者として大変光栄ですが、暴挙でもある。間違ってもドキュメンタリーではないです。こんな嫌なやつじゃございません！」とコメント。
熱護のフィルムオマージュのポスターなどは船越の過去の出演ドラマを意識して作られており、船越は「違う生き方をしている双子のようなもの」と感慨深げ。「脚本も熱護に僕を移植して作ってくれているようなところがあるんです。共感できるところがたくさんあります」といい、「もう一度こんな私にこういう役をやらせてもらえるのは、制作のみなさんの贈り物かなとも思いました」と笑顔を見せた。
作品の面白さについても船越は「1000%です！」とアキラ100%を前に自信たっぷり。「2時間ドラマは日本が生んだ一つの文化。これはパロディではなく、ディスッているわけでもない。2時間ドラマへの愛に溢れた作品。これを見て、また2時間ドラマが見たいと思ってもらえれば嬉しい」と話した。
戸田はある事情で業界を追われた元敏腕マネジャー役。3人の子供を抱え、復職するものの、かなり偏屈な性格の熱護に振り回される役どころ。船越は戸田について「戸田さんとは夫婦役もやったこともあるんですけど、実に聡明な方。緻密な面もあれば、感覚的な部分も持っている。瞬発力がすごいんです。一緒にやっていてものすごく刺激をもらえます」と絶賛する。
戸田も「1話を見て、建築家のように緻密に計算された役作りをされているんだなって思いました。俯瞰でみなさんを見ていて、先導してくれる。頼りになる船長という感じです」と感想を述べる。自身の役についても「今回は電気もつかないような家で子供3人抱えて頑張るお母さんの役。この役を演じるにはすごいエネルギーが必要だなって思いました。明るさ200%で頑張ろうっています」とアキラ100%を前ににっこり。
「船越さんは本当に戸田さんのようなマネージャーがいたらどうですか？」との質問に船越は、「最適任者」とコメント。「戸田さんがマネージャーだったら全部イエスと答えます。彼女のような人がマネージャーだったら本当にみなさん楽だろうなって思うんです。やってもらえたら嬉しいですね。菜穂ちゃんに言われてウンと言わないのは熱護だけですよ」と話して笑わせていた。
＜第1話あらすじ＞
元2時間サスペンスの帝王・熱護大五郎（船越）は長い休日の真っただ中。もう1年以上、仕事がない。そんな中、3人の子持ちの元マネージャー・吉田ゆかり（戸田）は、とある事情を抱え、熱護のマネージメントをすることに。しかし、この男、かなりの偏屈で、ゆかりは振り回される。一方、熱護はゆかりの亡き夫・康介（アキラ100％）が残した洋食店で起きた不審火騒ぎに興味を持つ。そしてなぜか2サスの主人公の扮装で洋食店に現れて……。
「自分のやり方が時代錯誤だということくらい、百も承知だ」。事務所社長の城戸太一（木場勝己）や付き人の萩原匠（今井悠貴）、人気俳優・伊集院大樹（白石隼也）、ライバル事務所のマネージャー・寿彰（前川泰之）らも巻き込みながら、変われない男と、変わりたい女の人生リベンジマッチが始まる！ 2サスの帝王は再びスターに返り咲けるのか!?
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