高畑充希×田中圭、ラブラブな恋人役も“ライバル”登場に「ずっと嫉妬してる」

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高畑充希さんと田中圭さんが初共演にしてW主演を務めているドラマ『unknown』(テレビ朝日系、毎週火曜21:00~)が放送中です。

本作は、秘密を抱えた夫婦の愛を描くオリジナル・ラブサスペンス。週刊誌のエース記者・闇原こころ(高畑さん)と交番警察官・朝田虎松(田中さん)は、お互い愛し合っているものの、それぞれ決して人には言えない秘密を抱えている……。そんな2人が暮らす町で凄惨な殺人事件が発生して……という物語です。

そのセンセーショナルな内容で、SNS上で大きな話題をさらっている本作ですが、高畑さんと田中さんは、どんなことを感じて本作に取り組んでいるのでしょうか。お互いの関係性や、視聴者が気になるドラマの内容に関することまで、たっぷりと語ってもらいました。

虎松は「ずっと嫉妬してる」



――今回、初共演のおふたり。撮影が続く中で心の距離は近づきましたか?

田中:最初に比べたらだいぶ縮まったと思います。はじめは緊張して目も見られなかったですから(笑)。

高畑:最初のポスター撮りの時に、(物理的な)距離が近くて緊張はしたんですが、圭さんは不思議と“探らなくてもいい感覚”があって……。ドンと飛び込んでも受け止めてくださりそうだな、と思っていたので、割と早い段階で緊張感はとれていました。

――心のドアが開いていたんですね。

高畑:そうですね。多分私も圭さんも人が好きだし、役柄的にもなるべく早く仲良くなりたいなと思っていました。

田中:確かに、ドアを開ける支度はしていました。早く(高畑のことを)知りたいし、仲良くなって芝居しやすくなればいいなと思っていました。

――それぞれの人物を演じるうえで大切にしていたことは?

田中:こころとの関係と、虎松の過去の秘密、この2つは気にしていました。虎松の秘密については全話通してクローズアップされてゆく部分でもあるので、要所で「なにかあるんだな」と思ってもらえるようなものは残したい、と思っていました。

高畑:こころは本当にニュートラルな人。虎ちゃんのことが好きだからこそ、自分のことを開示しなければいけないストレスが生まれてくる……。特に1、2話ぐらいまでは、そんな葛藤を伝えられたらと思っていました。

――おふたりが気になる登場人物を教えてください。

高畑:私は絡みが多いということもありますが、こころの相棒カメラマン・加賀美圭介(町田啓太)ですね。いつもコロッケやアイスを食べていて、掴みどころのない役なんです。一応、(虎松と)恋のライバルみたいなことにもなるんですが、「こんなにも、何を応援していいのか分からない三角関係もなかなかないな」と思います(笑)。

――加賀美のキャラクターも楽しみです。

高畑:ご本人は「演じるのが難しい」とおっしゃっていたんですが、フワフワしていて、なんだか嫌いになれないんです。加賀美は「何を考えているのか分からないけど、可愛いヤツだな」みたいな感じですし、こころとのバディ関係も楽しんでもらえたらなと思います。

田中:(加賀美とは)ガンガン恋のライバルだわ……。

高畑:そうですね。(加賀美とこころの関係に)嫉妬し続ける虎ちゃんですからね。

田中:僕(虎松)、ずっと嫉妬しているんですよ。

高畑:本当、器小さいもんね。ずーっと嫉妬してる。

――(笑)。

田中:しかも、加賀美とこころを見ると、すごくいい感じなので、「いや、ここまで“いい感じ”をだされるんだから、嫉妬しても僕は悪くない!」と思いながらやっています。見ている人は、おそらくどちらを応援していいのか分からなくなると思います。

高畑:よく分からない感情になるでしょうね。私は二股女にならないように気を付けないと!

田中:そうだね(笑)。

――田中さんは気になるキャラクターはいますか?

田中:僕は(こころの父・海造を演じる)吉田鋼太郎さん一択です。

高畑:(笑)。

田中:常には絡まないから逆に新鮮ですし、鋼太郎さんの芝居を見るのがすごく好きなんです。特に絡んだときは「ヤバいな〜」という楽しさも感じます。充希ちゃんが加賀美とのコンビのことを言っていましたけど、僕も鋼太郎さんとコンビ芸を見せたいです。

高畑:虎ちゃんと「嫁にはやらん!」というお父さんのバチバチがとても面白いです。もう完全に確立されたコンビ芸ですよ。

――登場人物の中には、BTSが好きだったり、『時効警察』に憧れていたり、現実世界とリンクする部分もあります。おふたりがエンタメの世界でハマっていることを教えてください。

高畑:最近、テレビを買ったんですよ。今まではiPadとかで見ていたんですけど、いまは大画面で韓国ドラマをゆっくり見ています。

田中:なんでもいいんですか? じゃあ、僕はヨーグルト。

高畑:エンタメじゃないし(笑)。

田中:朝、ヨーグルトとフルーツを一緒に食べたり、ジャムとか入れて食べたりしているんだけど「 俺、オシャレ!」と思って (笑)。

高畑:モデルやん(笑)。

世間の反応をモチベーションに



――『unknown』は、“考察”で盛り上がる作品でもあると思います。「ここに注目するといいかも」というポイントを教えてください!

田中:うーん。心が痛い!(笑)これからどんどん色んなことが起こってしまうので、それを想像すると……!

高畑:このドラマは、考察が盛り上がるタイプのドラマだと思うのですが、それが最大のテーマではない、という気持ちもありますよね。

田中:考察で言うと、1話から情報が多すぎるので、ところどころ視聴者のみなさんが「あれ?」と思うシーンがあると思うんです。説明がないまま進んでいくというか。

高畑:確かにそれはありますよね!

田中:たとえば、「なんでこの人のワンカットで終わったんだろう」とか「これ後ろに誰かいない?」とか「これは誰目線?」とか……。

高畑:結構いろいろ撮っていますよね。

田中:もちろん「これ、なんでこうなっているんだろう?」と、考察の要素として捉えていただいてかまわないんですけど、視聴者の考察が本編を超えてくるというパターンもあるので(笑)。

高畑:考察されすぎると「ごめん、そういうつもりじゃなかった!」みたいなところも、出てくる可能性はありますよね(笑)。考察部隊のみなさんって、すっごく細かく見てくれますもんね。

田中:みなさんの反応を見守ってゆきたいと思います!

――「いろいろな要素が詰まっている」ということでしょうか?

高畑:そうですね。私は、特にラブを楽しんでほしいです。

田中:最後の方に、予想もしなかった答えが出てきたりもするので、もちろん考察ドラマとして楽しんで頂きたい気持ちもありつつ。最終的には「犯人が誰か」が大切なのではなくて……ドラマのテーマがちゃんと伝わったらいいなと思います。

――TVerでは、「放送前のお気に入り登録が多かったドラマ」として本作も名を連ねています。やはり、こうした視聴者のみなさんの期待は嬉しいものですか?

高畑:すごく嬉しいです。最初からこんなにも期待していただくことも、これまでなかったので、緊張してしまうというか(笑)。最初からいいお洋服を用意していただいている感じで、ソワソワします。

――インタビューの時点で1話放送前ですが、モチベーションも上がりますよね。

高畑:ハッシュタグ「#こことら」もできて嬉しいです。みなさんには、こころと虎ちゃんの「こことら」を楽しんでほしいです。

田中:やっぱり「1話をどう受け止めてもらえるのか」というのは、どの作品をやっていても怖いです。でも、今回、“とってもスゴい1話”になったので、逆に「これで無理だったら仕方ない」という気持ちになれました。この作品は、1話、2話……とカタチすらも変わっていくドラマなので、そこを楽しんで見てほしいです。

取材・文・写真:浜瀬将樹

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