大ヒット医療ドラマ『グレイズ・アナトミー』やサスペンスコメディ『キリング・イヴ／Killing Eve』などを代表作に持つサンドラ・オー。彼女の出世作となった『グレイズ・アナトミー』について、「あの作品が自分を変えた」と振り返っている。英Metro UKが報じている。

「『グレイズ・アナトミー』が一番インパクトがあったし、一番長い経験だったので、現実ではないようだった」と話したサンドラは、その影響を次のように述べた。

「本当に、本当に私の人生を変えてくれた。私という人間を変え、そのあとの作品『キリング・イヴ』のような経験ができて感謝しているし、楽しむことができるようになった。だから、『グレイズ・アナトミー』が一番私を変えた作品だと言える」

ゴールデン・グローブ賞を受賞し、エミー賞にも5回ノミネートされたサンドラは、有名になった当初のトラウマについても話したことがある。『グレイズ・アナトミー』での成功により、高い評価を受けることになったが、突然の名声で精神的なバランスをキープすることが大事だったと語っていた。そして、地に足の着いた生活をするための方法を見つけなければならなかったそうだ。

その時のことを、「レストランに隠れるようにして身をひそめたりする段階から、自身の感覚を無くさないようにしつつも、周りからの注目や期待値を自分で管理できるようになった」と振り返る。

『キリング・イヴ／Killing Eve』では、ジョディ・カマー（『女医フォスター』）演じる予測不可能な暗殺者ヴィラネルを追うMI5の分析官として出演しているサンドラ。今後の展開について、「今『キリング・イヴ』の話をすることはできません。ですが、実はこれだけは言えます。ロケの最後の撮影シーンは、実際の物語の最後のシーンでした。そこでジョディと私は一緒に過ごせたのです。とても感動しました」そして最後については、「知りたくないでしょう！」と話したが、「でも、これだけは言えます。シリーズ4の冒頭で、少なくとも私にとって、イヴにとって、イヴは変わりました。そして私はそれを嬉しく思っています」

最終章となる『キリング・イヴ／Killing Eve』シーズン4は本国で放送スタート。日本ではシーズン3までがU-NEXTにて独占配信中。（海外ドラマNAVI）

Photo:サンドラ・オー©Faye S/Famous