タカトシMC『フットンダ2022』開催決定「緊張感が増している」

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タカアンドトシ(タカ、トシ)がMCを務める年始の風物詩番組『日本で一番早いお笑いバトル!フットンダ王決定戦2022』(中京テレビ・日本テレビ系)が12月31日(金)、26時より4時間20分にわたって生放送される。このたび、都内でPR番組収録が行われ、タカトシの2人が囲み取材に応じた。

今年で11回目となる本大会。実際あるものを“モジる”“イジる”お題に、芸人たちが回答し、面白ければ“布団がふっとぶ”という芸人力が試される番組で、これまで、ケンドーコバヤシ、麒麟・川島明など、名だたる芸人が優勝している。

今年も超豪華メンバーが参戦予定(後日発表)。モジり世代闘争をテーマに、ベテランから若手までがしのぎを削るという。今回、タカトシには番組の魅力を語ってもらった。

――『決定戦』となって11回目を迎えますが、どんな思いがありますか?

タカ:嬉しいですよね。毎年『フットンダ』があるのかないのか、10月くらいになるとソワソワし始めるんですけど……。「今年もあります!」というのが年々遅れているような気がして、“あれ、今回ないのかな?”と思ったら「ありますよ」ということで。ホッとしています。

トシ:マネージャーもなかなか教えてくれないですからね。“年明けはこの仕事”というのが染みついているし、これがなくなると何していいか分からない体になっています。

タカ:毎年、この番組のリハーサルをしているときに年が明けているんですよ。それがなくなると寂しいんで続いてほしいです。

トシ:我々が死ぬまでね。

タカ:死んだ後も若手にバトンを渡して、初代MCの遺影だけセットに置いてもらって。

トシ:笑いにくいからいらないよ。

――(笑)。前回はケンコバさん優勝で幕を閉じました。

タカ:前回、前より時間が拡大したんですけど、皆さんペース配分が狂って、後半誰も手を挙げないみたいな(笑)。その中で振り絞ってくれたのがケンコバさん。さすが中堅実力派芸人だなって。底力で優勝しましたよね。

トシ:毎年、ケンコバさんは『フットンダ』終わりで海外旅行に行かれるんですけど、前回はコロナで行けなかったので、じっくりやれたんじゃないですか?(笑)。それまではソワソワしていましたから。

タカ:長期戦は中堅実力派芸人が強いですね。芸歴がものをいうなと思いました。

――朝6時を超える戦いなので、睡魔との戦いにもなりそうです。

トシ:そうですね。やっている芸人さんたちは眠たそうですし、仕切っている我々も当然眠たいです(笑)。

タカ:今回も最長時間なので、戦い方もカギを握ってくると思いますよ。

トシ:体力のある若手が有利という可能性もありますから。楽しみですね。

――11回やってきた中で、進化している点はどんなところだと思いますか?

トシ:最初の頃はお祭り的な、“みんなで年明けワイワイやろうよ”という感じだったんですが、『決定戦』が続くにつれて、どんどん緊張感が増していますね。みんな(優勝を)狙いにきている。

タカ:そうね。一つのお題に対して時間も決まっているので、2回答できればいいほう。だから出し惜しみしていられないんですよ。“この人の後に手を挙げよう”とか“スベッている後に出したくない”とか、そういった駆け引きもシビアになっているような気がします。

――この10年でお笑い界も様変わりしました。

タカ:「お笑い第7世代」という言葉ができてから、いろいろな若手がテレビやYouTube関係から出てくるじゃないですか。昔、我々がテレビに出させてもらいはじめたときって、その年に売れた芸人が4組くらいしかいなかったんですよ。それが今は飽和状態。勢いある若手がたくさん出てくる中で、誰が頭ひとつ出るのか、みたいな戦国時代のようになっていてね。

トシ:今回もネタコーナーがあって、2021年に売れた若手芸人たちがたくさん出ますから。前回なんて錦鯉が出てくれて……非常に勢いのある若手の子だなって思いますよ。

タカ:50歳ですけどね。まだ歯が揃ってない。抜けたのか生えていないのか。

――(笑)。

タカ:長谷川(雅紀)くんとは、(若手の頃)札幌よしもと時代に一緒に舞台に出ていたんですけど、結構大喜利系が強いんですよ。もし出たら、かき回すんじゃないかなと思います。爆発すれば優勝もあるんじゃないですかね。

トシ:サビついてなければ、ですけど(笑)。ただ、夜中2時すぎの50歳がどうかってところですね。

――(笑)。そんな過去に出演したメンバーで、今回も出場したら活躍しそうな芸人さんを教えてください。

タカ:ライスの関町(知弘)ですかね。

トシ:残念ながら出ないそうなんです……。

タカ:あの『キングオブコント』チャンピオンですよ? 過去に出ていて、インパルスの板倉(俊之)とかロバートの秋山(竜次)とか、ものすごいメンツの中にポツンと入れられたんですよ。ライオンの檻に子豚が一匹入ったみたいな。その中で頑張って逃げ回ったんですけどね。

トシ:最終的に食べられたんですよ。だから今年も出ないんですよ? 

タカ:ハライチの岩井(勇気)は前々回のチャンピオンだし、『M-1グランプリ』で準決勝に残っているから、このまま優勝して戻ってきたら、そうとう(いい成績を残せそう)。あと、(2021に出場した)ハリウッドザコシショウは、ネタコーナーも本選も、どっちもMVPを出すんじゃないかっていうパワーをもっていますよね。深夜の深い時間にザコシショウ見たら、全部もっていかれそう(笑)。

――タカさんは今年も参戦されるそうですね。

タカ:調子が良ければ出たいと思います(笑)。昨年は、予選通過できたんですけど、準決勝でまさかのスタミナ切れっていう。

トシ:駄目じゃねーか。そろそろ歴代優勝者に名を連ねてほしいですね。今年は「獲ります」って明言してほしいよ。

タカ:獲らされます!

トシ:獲らされるってなんだよ。

取材・文:浜瀬将樹

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