(取材日2021年3月)
空港を飛び出し都内でYOUを直撃、イチオシの母国メシを自宅でゴチさせていただく「YOUの自慢の母国メシは?」。
東京・渋谷で声をかけたのは、ウクライナ出身で日本滞在歴2年、日本語は独学で9年も学んだイリーナさん(27歳)。1年前に名古屋(愛知県)から上京し、Webデザイナーとして働く美女だ。
さっそく自慢の母国メシを聞くと、「キエフカツ」という名が。あまり聞き慣れないが、簡単にいえば鶏肉を使ったカツレツで、中にはバターの塊が入っているのが特徴だとか(ちなみにキエフはウクライナの首都)。しかしバターが飛び出る危険もあって、あまり家では作らず、レストランで食べることが多いという。いきなり「危険がアハハハ!」と爆笑するし、なんかヤバそう...。気になるのでごちそうしてほしいとお願いすると、OKもらえたので密着決定~!
後日、腹ペコDがご自宅を訪ねると、ウクライナの国旗カラーのティアラで出迎えてくれたイリーナさん。ひとり住まいの1Kのお部屋に入れていただくと、ドアの裏にお友だちがいたのでビックリ! 日本人で番組ファンでもある僚子さんも、一緒にキエフカツを食べてみたくてやって来たという。「がんばりましょう!」と、調理前に気合いを入れたイリーナさんだが、本音はかなりのプレッシャーですかね(笑)。さあLet's cooking!
まずは、キエフカツの中に入れる詰め物の調理から。何はともあれ、まずはバターを入れて...って、丸ごと1箱(200g)を使うらしい。面喰らいつつも、細かく刻んだディル(ほんのり甘く爽やかなハーブ)を混ぜ合わせて棒状に仕立て、ラップをしたら冷凍庫で約30分固める。できたカッチカチの詰め物は、まるで「バナナ(Dのたとえ)」のような、「キュウリのぬか漬け(僚子さんのたとえ)」のような。
それを分厚い輪切りにして、下味をつけた鶏のミンチ肉にひと切れずつ詰めていく。そしてまた冷凍庫で約30分固める。待ち時間に、「みんながせっかく来てるので」と、イリーナさんが何か準備を始めた。
ここでいったんDが退室。扉の向こうで何が...と思ったら、5分後に「愛情の天使」の衣装にチェンジしたイリーナさんが再登場! キレイ~。そのままの姿で調理してもらってもいいのに(笑)。
幼い頃、大好きだった日本のアニメの影響で日本語にも興味を持ち、独学で勉強してきたイリーナさん。日本で働く夢もかなって2年前に来日し、名古屋で専門学校の事務職員に。母国の文化を広めるイベントにも積極的に参加してきた。そんな中、偶然コンビニでキエフカツを発見したときは、とても驚いたという。日本人にもっと母国の文化を知ってほしいと思うようになって、上京後に転職したのが、ウクライナ料理を紹介するサイトの運営だった。
まさに母国メシの紹介をお仕事にしていたイリーナさん! そんなプロが作ってくれるキエフカツだなんて、ますます期待が高まる!
約30分後、冷凍庫からカチカチのお肉を出し、凍ったまま小麦粉→タマゴ→パン粉の順で衣をつける。さらにタマゴとパン粉を2度づけし、バター漏れを防ぐため衣を厚めに仕上げていく。そうやってできたタネをフライパンで焼き始めたとたん、ハプニングが。爆音と共に油が跳ねて、危険な状態だ! ほんのり焦げてしまったが、ギリでセーフだったようだ。
ついに、気になるキエフカツが完成! Dがウクライナ語で「いただきます」と言って、サックサクに焼けた衣を切ってみると...中からバターがブワ~ッと噴き出した!
そして肉汁とも一緒になったバターが、ドバドバとお皿に広がってスゴイ! このアツアツのバターが、ソースの代わりになるんだって。
ここでDに素晴らしい食レポを期待したが、「ウマい」を連発して終わり...。一方、お友だちの僚子さんは「美味しい! けっこう最初にパン粉を何回もつけていたから重くくるのかなって思ったけど、やっぱ鶏肉だからヘルシーだね。ハンバーグより重くないし、サラダチキンみたいに軽すぎないし、バターの味もしっかり利いて、めっちゃ美味しい」と、上手に食レポしてくれた。
最後にDが料理と食レポのお礼に、お皿洗いをしたところで密着は終了。イリーナさん、危険で美味しい母国メシを、本当にごちそうさまでした!
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