英警察の汚職を描く『ライン・オブ・デューティ』、『ダウントン・アビー』『ボディガード』を抜いて英国で最も見られたシリーズに – 海外ドラマ

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2012年から放送開始したBBC製作のクライムミステリー『ライン・オブ・デューティ』が、英シリーズを代表する『ダウントン・アビー』や『ボディガード』を抜いて、過去13年間で最も高い視聴者数を獲得したと米Deadlineが報じている。

本国イギリスで全7話からなるシーズン6が放送中の『ライン・オブ・デューティ』は英警察の汚職を描く人気シリーズ。『クリティカル 緊急救命チーム』のクリエイター、ジェド・マーキュリオが製作総指揮を務める本作は、現地時間4月25日(日)に放送された第6話で、1,090万人の視聴者数を記録。1,100万人に届きそうなこの記録は、2008年に放送された『ドクター・フー』のクリスマスエピソードがもつ1,170万人以来の最高記録になる。

過去13年間、英国TVシリーズに魅力的な作品がなかったわけではない。むしろハイクオリティな話題作が次々と発表され、世界中のファンを魅了してきた。

マーキュリオが製作総指揮を務めたリチャード・マッデン主演作『ボディガード -守るべきもの-』は2018年に1,040万を記録。映画化もされるほど爆発的人気を誇った『ダウントン・アビー』は2011年にシーズン2最終話で1,060万人を記録しているが、『ライン・オブ・デューティ』はこれらの人気作に大きく差をつけた。その他にも、大人気俳優ベネディクト・カンバーバッチとマーティン・フリーマンのブレイクのきっかけになった『SHERLOCK シャーロック』をはじめ、最近では英国TV史上最高額の予算を投じたと言われる『ダーク・マテリアルズ/黄金の羅針盤』も記憶に新しい。こうした並み居る強豪が成し得なかった記録を打ち立てた『ライン・オブ・デューティ』は、まさに偉業を成し遂げたといえる。

現地時間5月2日に解禁予定のシーズン6最終話には、より注目が集まることが期待され、自ら打ち立てた記録を更新する可能性も。『ライン・オブ・デューティ』のさらなるヒットに今後も期待したい。(海外ドラマNAVI)

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Photo:『ライン・オブ・デューティ』© World Productions (Northern Ireland) MMXIX

 

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