忠犬ハチ公のハリウッド映画をきっかけにこの10年で世界中に広がった日本犬ブーム。番組では6年間で8ヵ国11匹の子犬の引き渡しに密着してきましたが、今回紹介するのは花と風車が有名なオランダ。実はオランダは、公共のバスや電車に犬がそのまま乗れたり、犬をノーリードで散歩できる標識が街中にあるなどペットにやさしい国なんです。さらに日本では頭数が減少している四国犬をオランダで普及活動をしている男性がいるなど、日本犬の人気が高い国でもあります。
今回、密着するのは初めて日本犬を飼うオランダ人のアルチュールさん。ちょっと強面で長身のアルチュールさんの家には、22歳と19歳の2人の息子さんが。全員背が高く、199㎝のアルチュールさんをはじめ長男のユスティンさんは198㎝、次男のミッチェルさんにいたっては2m2㎝!
そんな巨人一家のもとへやってくるのは、アルチュールさんが写真集を見て一目惚れしたという柴犬。柴犬はオランダの日本犬の中で最も飼われている人気のワンコです。
柴犬を引き取りに隣り町にやって来たアルチュールさん一家。さっそく柴犬の赤ちゃん3兄妹と対面しますが、人見知りもせずに積極的にじゃれてくる2匹とは対照的にケージの奥に引っ込んでしまっていた子が......
この子こそ迎えに来た赤ちゃんでした。
アルチュールさんが抱っこして一生懸命話しかけますが、緊張のせいか固まったままの赤ちゃん。そんな赤ちゃんに向かってアルチュールさんが呼んだのは「アキラ」。明るい子に育って欲しいと、ネットで日本語を調べて考えた名前だそう。
引き渡しの話をしている間に眠ってしまったアキラの写真を撮りながら「アキラは世界一かわいい!」と早くも親バカぶりを発揮していたアルチュールさんです。
しかし、家に連れて帰ってきたものの、車から降ろしてアキラは動こうとしません。
アルチュールさんが装飾した「AKIRA」という風船で歓迎しますが、アキラの緊張はほぐれず家に入ってからもまったく動こうとしません。
用意していたハウスに入れてみても元気がなく、大好物のご飯を差し出してみても、鼻で押し出すように拒否するアキラ。ここでアルチュールさんさんから「アキラを落ち着かせたいから」と撮影中断の申し出が。
翌日、アルチュールさん宅を訪ねると前日より少し元気になったアキラの姿が。「夜中も付きっ切りで一緒にいたら、ようやくこの家に慣れてくれたよ」と話しているアルチュールさんの目の下にはくっきりとクマが......。それでもご飯はあまり食べないのだそう。
今日は気分転換も兼ねてお散歩に出ることに。街中へ出たものの、下へ降ろすとやっぱり動かないアキラ。アルチュールさんはアキラを抱っこして、きれいな景色を見せながら「心配ないよ」と優しく話しかけます。
するとアキラに変化が! 歩き始めたのです。
アキラはすぐに本来の元気な姿になり、ご飯も食べました!
アルチュールさん、あまりの嬉しさからか大きい体を腰から曲げてアキラを見つめながらのお散歩。とっても微笑ましい光景なのでした。アキラ、これからも幸せにね!
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